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駒沢大学のニュースに触れて・・・

2008年11月19日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 最近の大学はどうなっているのでしょうか。マスコミ報道であれこれ取りざたされる部分を見ると何か我々が学生だったころとは全く異質なものになってしまったのではないかと思ってしまいます。今日は駒沢大学が得体の知れない(私から見ればですが)金融商品に手を出して154億円!?という損害を出したというニュースが流れていました。元手が100億とありましたから、その元手さえも失くし、さらに54億もの損失を出したということになります。ものすごい金額です。埋め合わせをするために野球グランドやほかの土地を担保に銀行から110億借りたとあります。大学経営というのは収入の多くは学費からでしょうから、結局、学生が学費の値上げとかでその穴埋めをするということになるのでしょうか。こんなことって、おそらくこの大学だけの話ではないでしょうと、勘ぐりたくもなってしまいます。

 私が吹田のK大学を卒業したのはもう28年前のことですが、その後もときどき訪れることがあります。その間学内の様子は大きく変わり、新しい学部がつぎつぎに作られ、吹田以外のあちこちにもキャンパスが広がっています。天六の夜間部は無くなりました。去年行ったときは生協の様変わりにびっくりしました。食堂はレストランのようなものに、書籍売り場にはコミックの棚がドーン、ドーンと幅を利かせ、別のフロアには美容院だか、ネイルサロンだかが営業しておりました。かつて生協の食堂といえばいつも一番安い250円のC定食を食べていたあの時代を思い出します。なかなか上のランクのB定食やさらに上のアラカルト定食(おおっ、懐かしい!!)には手が出ないそんな時代でした。まあ、そんなことはどうでもいいのですが・・・。私学経営のことなど全く知りませんが、やはり少子化対策ということがあったのか、今の学生は完全にお客様になっています。豪勢な設備に楽しいキャンパスライフ、そんな宣伝文句で次々に学生を獲得していくという競争になっているのでしょうか。

 当時は全学自治会が崩壊したままで、いくつかの学部に学部自治会があるという状況でした(そのうちまともな自治会は残念ながら1つしかありませんでしたが)。私のいた法学部は自治会がありませんでした。なんとか再建しようとあれこれ動き回ったことが昨日のようです。話がだんだんと逸れていますが、今は学生自治会なんてあるのでしょうか? 学生運動なんて死語に近い存在でしょう。そんな気配、まったく聞きません。まあ、そんなことで大学の経営主義?というか、そんな感じのものが中心に座ってきているんでしょうか。

 何年か前に創立120年か何かで、記念行事や事業のための募金を求める綺麗な資料が送られてきていました。そうして集めたお金や授業料などがどんどん新しい設備に使われているようです。それを宣伝してさらにお客さんを集める。まあ別にいいんですが、なんか違うんちゃうのと言いたいのです。もちろんいい先生もたくさんおられるのでしょうし、学問の府としての役割も大いに果たしているとは思います。京都のR大学の様子も気になります。あのR大学が・・・? なんでやねん、と正直驚いています。どうなっているんでしょうか。学生や先生たちが立ち上がってきているという話は聞いていますが・・・。

 そんなときわがK大学でも大麻事件がありました。他の大学でも次々に事件が発生しています。最近のある調査は「大麻を使ったことがある」大学生が3.4%もいるという結果を発表しています。なんだかとんでもない状況に今の大学は直面しているのではないかと不安になります。

 ところでわが息子たち。長男は来春大学卒業です。就職はまだ決まっていません。次男が高3で受験生です。三男は来年受験生になります。さて、彼らと同世代の人たちがやがて人生を振り返る時期になったとき、ああ、あの学生時代は楽しい時代だったなあと言える、そんな大学生活を送ることがはたしてできるのでしょうか。

 なんか「しょうか、しょうか」ばかりの記事になってしまいました。まあこれも「しょうかない」か。

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歓迎、石井選手!!

2008年11月19日 | 丸ちゃんの私的時間
 広島に、横浜から戦力外通告を受けた石井琢朗選手がやってきました。「金は問題ではない。プレーさせてもらえるだけで十分」とのこと。まだまだやれると、盗塁王4度、最多安打2度。2006年には2000安打を達成し、通算安打は2307安打(歴代14位)を数える実績などほとんど関係ない、一人の野球選手としてプレーを続けたいというその気持ち、よくわかります。「気持は赤、赤に染まりたい」とのコメントが実にうれしいです。若手が主力となり来年は今年以上に楽しみが持てそうなチームです。彼が培ってきた技術、センスなどぜひ次世代の選手たちに伝えっていってくださいね。
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