ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Mind Hive / Wire

2023年08月23日 | パンク・ニューウェーヴ

Mind Hive / Wire (2020)

ワイヤー(Wire)の2020年発売の17枚目のオリジナル・アルバム「Mind Hive」。ここまでキャリアが続いたニューウェーヴ、ポストパンクのバンドで、ワイヤーがこれだけオリジナル・アルバムを発表し続けるとは、ある意味ビックリ。そもそもあの頃のポスト・パンクのバンドでまがりなりにも活動を継続した生き残りってどれだけいるんだろう? 音楽性からいくと決してメイン・ストリームで勝負は出来ないし、それこそアルバム数枚出して消えてしまったり、個々のメンバーのソロ活動に移ってしまっても全然おかしくないのに。それだけ彼ら自身の表現意欲、活動意欲が活発な証拠だし、コアなファンに受け入れられているということだろう。

何だかオリエンタルな旋律で異色な始まり方のこのアルバム。2曲目からはいつもの感じで”静かに燃える”スタイルは不変。これがサード・アルバムのアウトテイクだと言われても違和感ないが、全体的に(特に後半は)ドリーミーな雰囲気の曲が増えているかも。グラハム・ルイス(Graham Lewis)のヴォーカル曲も1曲。クレジットを見て、いまだに彼が歌詞を担当している曲が多いとは知らなかった。残念ながら2020年以降のライヴ活動が伝えられていないけれど、一度でいいから生で観てみたいなァ(もし来てもどうせ”名古屋とばし”か…)。

ネットショップにて購入(¥1,262)

  • Label‏ : ‎ Pink Flag
  • ASIN ‏ : ‎ B07Z7531ZW
  • Disc ‏ : ‎ 1
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岐阜市役所大食堂 @岐阜県岐阜市 (3)

2023年08月23日 | 岐阜県(岐阜)

用事があって日曜に岐阜市役所近辺に出掛けたが、昼はとうに過ぎて飲食店は中休みの時間帯。昼を食べそびれていたが、市役所の食堂ならと駐車場に車を入れ、庁舎内の「市役所大食堂」へ。遅い時間にも関わらず家族連れも沢山居て賑わっていた。隣は図書館だし、日曜も通しでやっているっていうのは便利だね。難敵のタッチ式注文パネルを触る前に「宇和島鯛飯御膳」と迷って注文したのは「三種のカレープレート」。営業母体が今をときめく円相グループだけに、役所の食堂のメニューにこれがある痛快さよ。注文を終えて席を探す。天気もいいし外にしようかとパティオまで出るも、あまりの熱気に断念。外が見えるカウンター席(写真下)に腰掛けて番号が呼ばれるのを待った。

出来上がった「三種のカレープレート」は「エリックサウス」と全く同じカレーなのかは知らないが、本格的にターリー(ステンレス大皿)にカトリ(ステンレス小鉢)がのっており、ターメリック・ライスとパクチー、そしてパパド(豆粉の薄焼き)が盛り付けてある。人参と大根のサラダ(+インドの謎ドレッシング)付き。早速カトリをタールから降ろし、スペースを作ってパパドを割り、適当にカレーをスプーンですくいながらいただいていく。どれが何カレーとかの説明書きは無かったが、ここの基本メニューからいくと南インド風チキンカレー、はちみつバターチキンカレー、ココナツキーマカレーだろうか(未確認)。パパドを振りかけてライスと適当に混ぜ合わせ、だんだん色々混ざってカオスに。バターチキン以外のカレーにはしっかりと辛さがあって旨い。自分は知らなかったが、”スパイシー”というのも選べたようだし、ライスのお代わりも可能なんだとか。次はがっつり食べてみようかな。(勘定は¥1,050)

以前の記事はこちら (1)(2

岐阜市役所大食堂

岐阜県岐阜市司町40-1 岐阜市役所 2F

 

( 岐阜 ぎふ 岐阜市役所 市役所大食堂 カレー 南インドカレー エリックサウス Eric South 円相グループ イナダシュンスケ 稲田俊輔  )

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安兵衛 @愛知県岡崎市 (2)

2023年08月22日 | 愛知県(三河・老舗)

愛知県岡崎市内を散策。以前にも訪れてそのクラシックな洋食メニューに胸が湧きたった元能見町の「安兵衛」を再訪。正確な年は分からないが創業して70年程だそうだ。店は中心部から少し離れた街中にあり、かなり年季の入った外観だが、メニューには「エスカロップ」「ハイシビーフ」「ミヤビヤ」「フライタース」「カスタードミンチ」「フーカデン」等の今では見ることの少ない絶滅危惧メニューが揃っているという貴重な店(注・ただし現在は名前だけ載っているものの配膳されていない品も多い)。以前訪れた時には「チキンエスカロップ」と「トルコライス」をいただいた。

店内には先客の老夫婦が2組。メニューを凝視して再確認。というのも実は先日、某地図アプリでこの店の最近のメニュー表の写真を見たのだが、あの「チキンミヤビヤ」に値段が付いているのを発見!(※値段の表示してある品は提供可)。気になっての訪問となったのだった。以前の訪問時には付いておらず注文出来なかったので復活ということだろうか? ワクワクしながら、まずは給仕の年配女性にメニューに載っていないノンアルコールビールがあるか訊いてお願いした(車なので)。今回はのり塩のポテチ付き。そして改めて「チキンミヤビヤ」を注文した。

ご高齢の女将さんの姿が見当たらないなと思っていると厨房の中で調理をしていらっしゃった。以前は女将さんが給仕で、調理は違う方がやっていらっしゃったと思うのだが(未確認)。古びて薄暗い店内でノンアル(キリン零ICHI )を啜りつつ、出来上がりを待つ。ノンアルのビールってビール代わりに仕方なしに飲む人も多いと思うのだが、どうして瓶は量が少ないんだろう?…。

しばらくして「チキンミヤビヤ」が登場。少し深さのある平皿に盛られていて、具材はチキンの他、玉ねぎ、人参、椎茸。タケノコも入っているかな。上にのった目玉焼は黄身が流れ出るくらいの火入れ加減でグリーンピースが散らされている。早速スプーンを入れていく。味の基本はデミグラス・ソースのよう。旨い。不覚にも早く黄身を潰してしまったので混ぜ合わせながらもいただく。オーブン調理してあるかどうかは分からなかったが、コクのある味わいと歴史を味わった。こちら、まだ「テンドロアンステーキ」「イタリアンコロッケ」「イタリアンポーク」「イタリアンスパゲテー〔ママ〕「オムライス」など食べてみたい品が沢山。近くだったら絶対全メニュー制覇するのに。胃袋があと2つくらい欲しい…。

5年程前に名古屋最古の洋食店、円頓寺の「勝利亭」が閉店して、東海地方の歴史ある洋食店にだけ残る不思議なメニュー「ミヤビヤ(ミヤベヤ、メアベア)」を現在提供しているのは、岐阜「あじろ亭」、武豊「享楽亭」、津「中津軒」(未訪)の3軒だけだとメディアでは言われているが、ここや、瑞浪「満月」(※閉店)、津島「三すじ」(未訪)など、メニュー復活を含めて歴史ある店、あるいはその系譜にある店ではひっそりと提供している店がまだあるかもしれない。(勘定は¥1,200)

以前の記事はこちら (1

 

 


 

↓ 店のすぐ向かいにある理容店「澤田理容館」(建築詳細不明)。以前は気付かなかったが、よく見ると瓦屋根に不釣り合いな2階の欄干付きの格子窓や、1階の将棋の駒のような明かり窓、入口の斜め付け扉など、とても個性的。結構古い建物なんじゃ…。

 

 

↓ 周囲を塀で囲ってまるで城のような「浄誓院・松本観音」(建築詳細不明)。こちらから見ると寺なのに中に入るのを躊躇してしまう要塞(笑)(表側には普通に参道があります)。

 

↓ 参道が小さな商店街のようになっていつも活気がある「松應寺」(建築詳細不明)。来るたびに装飾が変わっていたり、若い人が集うカフェや飲食店があったり、小さい子も立ち寄るような商店があったりと面白い寺。誰か仕掛け人でも居るのかな。自分は誰も居ない蚤の市で盃を見付けてきた(皿の上にお金を置いてくるだけ)。

 

 


 

 

 

レストラン 安兵衛

愛知県岡崎市元能見町172

 

( 岡崎 おかざき やすべえ YASUBEI 洋食 洋食屋 洋風料理 欧風料理 レストラン ミヤベヤ メアベア マイアベーア マイヤベーヤ Meyarbeyar 松応寺 近代建築 )

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亀吉廣 @名古屋市瑞穂区・堀田

2023年08月21日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区 老舗)

以前からその風格ある佇まいが気になっていた和菓子屋、名鉄堀田駅から少し東に行った所にある「亀吉廣」。創業は昭和27年(1952)で現在3代目だとのこと。表のガラス引き戸を開けるとガラスショーケースの中に色々な菓子が並んでいる。出ていらしたのは若女将、奥にはとても御歳を召した男性が立ち働いていた(たぶん先代主人だろう)。「鬼まんじゅう」が人気だとのことだが、この日はその気分ではなかったので、「最中」と「黒糖まんじゅう」をお願いする。「最中」は最中種が”大菊””大鶴””丸亀”の3種類、中の餡も”こし餡””つぶ餡””みどり餡”と3種類もある。選んだのは”丸亀”の”こし餡”。餡をその場で詰めてくれ、包んでくれる。

家に持ち帰って妻といただく。「最中」は最中種(皮)のフォルムがとても可愛らしい(写真上)。長生きでめでたい甕をモチーフとしているので、甲羅の後ろにはしっかりと毛(実際は藻だそう)も表現してあり、腹には”よしひろ”と平仮名が。中はつやのあるこし餡。持ち帰るのに時間が経っているので最中種と馴染んでいい感じ。「黒糖まんじゅう」は小振りで薄茶色の皮。これもこし餡だが、口に含むとじんわりと黒糖の風味が広がった。次は季節の菓子を目当てにまた寄ってみようっと。(勘定は¥600程)

 

 


 

↓ 店のはす向かいに建つ「熊子歯科醫院」(建築詳細不明)。地味な外観だが、木枠の窓や入口のガラスに縦に書かれた医院名など、懐かしい雰囲気のある建物。

 

 


 

 

御菓子所 亀吉廣

愛知県名古屋市瑞穂区惣作町2-12

 

( 名古屋 なごや かめよしひろ 和菓子 亀吉広 堀田本町 グリーンモール もなか もなかだね こしあん 近代建築 )

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Springtime In New York : The Bootleg Series Vol.16 1980-1985 / Bob Dylan

2023年08月20日 | クラシック・ロック

Springtime In New York : The Bootleg Series Vol.16 1980-1985 / Bob Dylan (2021)

次から次へと掘り起こされるボブ・ディラン(Bob Dylan)のアーカイヴ、The Bootleg Series。大抵通常盤のCD2枚組の他に、5~8枚組のデラックス・エディション、場合によってはそれ以上の枚数というヴァリエーションがあり、聴きたいのはやまやまだけれど(時間的に)到底聴けるはずがないと早々に諦め、時折2枚組のが安価で売られていたら買うという消極的な買い方になっている。でもこれコアなファンだったら当然、全部行くんだろうなァ…(溜息)。

今回購入したのは80年代中期までのディランの作品集。アルバムでいうと「Shot of Love」「Infidels」「Empire Burlesque」の頃のアウトテイクや未発表曲をコンパイルしている。この時期はセールス的にはそう良かった訳でも無いし、ディランが特有の鼻声でややオーヴァーとも思える抑揚を多用していた時期。チャリティーで参加した「We Are The World」での1人だけ浮いた(笑)歌い方を覚えている人も多いだろう。

自分も当時のディランは全然好きじゃなく、その辺りのアルバムも後追いでオリジナル・アルバムを揃えるために仕方なく(苦笑)買ったというイメージしかない。ただ、最近はその頃の嫌悪感も消え、日本で撮ったPV(ディランが振付ありで踊ってる!・笑)を楽しんだり、楽曲の良さを再認識したりして積極的に聴くようになっている。クリッシー・ハインド(Chrissie Hynde)がコロナの渦中に録音したカヴァー集にもこの時期の曲が採用されていてなるほどと。

さすがにオリジナル・アルバム収録曲と比べたりとかするまでの気力は無いが、リハーサルといってもほぼ完成されていたり、ラフだけれど歌い方に勢いがあったり、作り込まれていないのが逆に新鮮だったりする曲が多く、”ディランはオリジナル・アルバムよりもブートレグ・シリーズの方が出来がいいんじゃないか”という昔から言われている説に思わず納得してしまいそうに。

amazonにて購入(¥980)

  • Label ‏ : ‎ Columbia/Legacy
  • ASIN ‏ : ‎ B0987CW4LY
  • Disc‏ : ‎ 2
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シャトーマスミ @愛知県江南市

2023年08月20日 | 愛知県(尾張)

昭和時代の戸建ての喫茶店というとそれぞれがかなり個性的で、建物から内装から、所謂ワンオフで凝った店が多かった。ただそれ以降はコンクリート打ちっ放しとか、梁見えっ放しなんていう内装が流行ったりしてそういう店は数が少なくなり、現在のような不況になるとそもそも新規の個人店は少ないし、内装も「モダン・シンプル?、それとも撤退前提?」なんて訝ってしまうような店も少なくない。こちら愛知県江南市の「シャトーマスミ」は、その建物からして特徴的。2階建ての1階に店舗があるのだが(2階は洋菓子店)、ガラス張りの円筒形で、塔もそびえ立つ素敵なデザイン(きっと昭和時代に違いない)。逆光で上手く撮れなかったけど、かっこいいなァ。以前から気になっていたが、やっとランチで店に入ってみることに。

店内はUの字のカウンターを囲んでガラス窓側にテーブル席が配置されている。年配の客が大勢居て盛況だ。窓は広いガラスで明るく、外の緑も目に入っていい感じ。店に貼ってあった貼紙によると何でも最近映画の撮影があったらしい。メニューの”こだわりの定食”欄から昼食を吟味。「鮮度バツグン刺身定食」なんておよそ喫茶店とは思えない品もあって迷う。結局選んだのは「当店自慢のエビフライ定食」。料理は奥の厨房で調理される。

まずはソースと箸が用意され「エビフライ定食」が届いた。エビフライは中サイズのものが3本。タルタルソースとカットレモンが添えられている。付け合わせはゴマドレのかかった千切りキャベツとマヨネーズなしのポテサラ、トマト。別に小皿の切干大根ときゅうりの漬物、それにあさりの味噌汁とご飯という布陣。エビフライは少し油切れが悪いものの、しっかりと肉厚で弾力があって旨い。タルタルの他にレモンを絞ったり、ウスターソースを垂らしたり。多めのご飯も難なく腹に入っていった。全て平らげた後にまだドリンクも付く。アイスコーヒーをいただいて勘定してもらった。(勘定は¥1,400)

 

シャトーマスミ

愛知県江南市飛高町門野259

 

( 江南 こうなん シャトー・マスミ 喫茶 レストラン ランチ 定食 海老フライ 「青春ジャック 〜止められるか俺たちを2〜」 ロケ地 映画ロケ )

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フォー SEKI 店 @岐阜県関市

2023年08月19日 | 岐阜県(中濃)

以前から気になっていた岐阜県関市のアジア食材店(店名不明)。交差点で車が停まると現地の方達が大勢自転車で買い出しに来ている様子が分かるので一度入ってみたいナと思っていた。最近になって幟や看板が付け足され、2階でレストランの営業が始まった様子。でも車を停められる場所が見つからず、訪問は先延ばしになっていた。交差点を渡った北側に数台分あることが分かり、ある日に寄ってみることに。車を停めて歩いて信号を渡り、店へ。食材屋横に入口があり「フォー SEKI 店」と看板があった。電飾の点いた怪しい階段(写真下)を昇っていくとレストランのスペースがある。

店内にはテーブル席がいくつか。ベトナムかどうかは分からないが、あちらの方達と思われる先客の若者グループが1組。店員ももちろん日本人ではない。窓際の席に腰掛けてメニューを眺める。メニューには「フォー」「コムタム」「ブンボ―」「ブンリュウ」「バインミー」の5種類しかなく、あとはドリンク。値段は載っていない。それぞれの小さい写真が載っているが、他の情報はゼロ。ライスの付いたプレートの「コムタム」を食べてみようと給仕の女性にお願いするも「ナイ。フォート、ブンボート、バインミーシカナイ。」とのことなので、麺類の「ブンボ―」というのにしてみた(→忘れていたが以前に岐阜県可児市の店で「ブン・ボー・フエ」を食べていることが判明)。

調理を待っていると、なんと先客の若者がカラオケを始めやがった。そんなのもやってるのか…。それがまたヘタクソ。あちらのポップスを歌っているのだが、聴くに堪えない歌声。そもそも日本人だろうが誰だろうが、素人の歌を聴くのは大嫌いなので本当に参った…。

しばらくして「ブンボ―」が運ばれた。麺の入った鉢とは別皿にミントの葉と生のもやしとライムが盛られている。麺は白くて丸い断面でうどんのような感じ。茹で加減もやわやわ。スープは透き通っていて辛みのあるオイルが浮いている。具材は他に硬めの食感の牛と思われる茹で肉と、かまぼこのようなもの、もやし、刻んだパクチーなど。レモングラスの爽やかさがあって少し甘味のあるスープのベースは牛骨かな。ちょっと頼りない食感の麺を手繰っていただいていく。刻んだパクチーの風味がダイレクトにスープに乗るので苦手な人もいるかも。ライトな味わいの麺としたらいい感じ。途中で別皿の生もやしやミントの葉を投入し、ライムを絞ってみた。でもこれが正解なのか全然分からない(笑)。卓上に他の調味料も用意されているが使い方も分からない。スープを飲み干すことはなかったが、さっぱりした麺を美味しくいただいた。次は「コムタム」を食べたいが、ちゃんと用意されているかな…。(勘定は¥850)

 

 

ベトナム料理 フォー SEKI 店

岐阜県関市大平町3-3-1-2

 

( 関 せき フォーせき フォー関 フォーSEKI フォーSEKI店 ベトナム料理 TAN BACH HOA VIET  ブンボ―フエ フエ風肉麺 ブン・ボー・フエ )

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藤見屋 @愛知県岡崎市

2023年08月18日 | 愛知県(三河・老舗)

愛知県岡崎市内を散策。いつものように歴史ある和菓子店を尋ねようと伺ったのは本町通にある「藤見屋」。創業は明治28年(1895)で現在4代目とのこと。こちらは最初、建物の方が目についた。いつ頃の建築かは知らないが、タイル壁で、どう呼ぶのか知らないが瓦屋根の軒下が塞がれている。そこには文字看板も。あまり見ない意匠だ。店の正式名称は「五万石藤見屋」というのかな。”五万石”というのはこちらの銘菓子の名前。店に入るとご高齢の女将がいらっしゃる。先客が買物を済ませるのを待ってその「五万石」と「しんこ」という変わった名前の餅菓子を購入した。

家に帰っていつもの如く妻と分けっこ。小袋に入った「五万石」は”矢作川を川下りした帆かけ舟を模った”という芥子の実せんべい。原材料はそれと米粉と砂糖とシンプル。帆の形でカリカリとした硬めの歯応え。ほんのりと甘い。味は創業時から変えていないんだとか。「しんこ(しんこ餅)」は少し大きめで捻ったような形。色は緑と茶色、桃色の3色。一応緑がよもぎ、茶色は黒糖かな(桃色は不明)。もちっとした食感で甘さ控えめ。花見団子などと同じような感じ。味は想像通りだが、どうしてこの名前になったのか興味が沸く(訊くの忘れた)。(勘定は¥570)

※上新粉が原材料だからと教えていただきました

 

 


 

↓ 少し足を延ばして岡崎城の西の板屋町へ。この辺りはかつて「龍城連」と呼ばれた花街のあったところ。現在は痕跡がわずかに残っているのみだが、そのひとつ、元料理屋の「福柳」(建築詳細不明)。屋号は「みどり」だったらしく、破風が邪魔して写真には写っていないが2階の欄干に屋号が切り抜かれている。

 

↓ こちらも店先に屋号が切り抜かれている建物(建築詳細不明)。屋号は不明で文字も判読し辛いが、逆読みで「以お里〇(いおり〇)」とでも読むのかな?

 

 


 

 

御菓子司 五万石藤見屋

愛知県岡崎市本町通1-4

 

( 岡崎 おかざき ふじみや ごまんごくふじみや 和菓子 五萬石 近代建築 妓楼 妓楼建築 遊郭 たつき たつきれん )

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The Collectors' King Crimson Vol.1-10 / King Crimson

2023年08月17日 | プログレッシヴ・ロック

 

 

The Collectors' King Crimson Vol.1-10 / King Crimson (1999-2006)

それまでプログレにあまり食指が伸びなかった自分が、ある頃から集中的に聴き始めたキング・クリムゾン(King Crimson)。オリジナル・アルバムは全て収集したので次はライヴ盤ということになる。クリムゾンの場合、正式に発売されたライヴ盤の他に「ザ・コレクターズ・キング・クリムゾン」というボックスのシリーズが市場に出回っている。音源管理に厳しく、その権利についても常々ブートレグ(海賊盤)で煮え湯を飲まされていたフリップ翁(Robert Fripp)が、それならオフィシャルで発表してしまえとブートレガー潰しに走ったのだと思われるこのシリーズ。様々な年代のブートレガーの餌食になった有名なライヴ音源を、オフィシャル音源と海賊音源を交えて修正を加えて発表している。こちらはVol.10まで発売された初期のシリーズで、日本のポニー・キャニオンから発売されていたもの。帯には”日本独占販売・輸出禁止商品”と書かれていることから、海賊盤天国の日本の購買者をターゲットにして発売されただろうことが分かる。

以前からよく中古盤屋で見かけていたこのシリーズ。まさか自分が揃えることになるとは思っていなかった。中古盤屋、ネット・ショップなどを時間をかけて捜索。自分としては音さえ聴ければボックスの程度なんてどうでもいいので、出来るだけ安価にと集めていった。元音源は正式なサウンドボードのものから、ブートレグからそのまま拝借したオーディエンス録音ものまで様々。クリムゾン以外にもスピン・オフである「ProjeKcts(プロジェクト)」の音源も収録。時代も歴史的に貴重な初期音源から、00年代までと幅広い。フリップ翁は特に地下市場で一番人気だという72-74年のブートレグを潰しにかかったとみえてその時期の音源が多い。

流石に音質は玉石混交で、まだまだクリムゾンの深淵に足を踏み入れたばかりの自分は、どれも諸手を挙げて絶賛とは言えないが、歴代メンバーによる特徴ある演奏や、歴史的に貴重な音源がフリップ翁のお墨付きで手軽に聴けるというのは嬉しい。同じ曲でもメンバーが変わるとこうなるのかとか、その時代のバンドの解釈(主にフリップ翁による)の違いがとても興味深い。ただスタジオ・セッション物は意外とあまり面白くなかった。サウンドスケープ的な音はオフィシャルにも沢山転がっていてもう飽和状態だしね。彼らがリハーサル音源を残しているのかどうか知らないが、演奏を止めて「違う、違う」とメンバーを叱責するフリップ翁の言葉入りの音源なんてあったら最高に面白いんじゃないかな(笑)。

なおこのシリーズは2007年に配給会社が変わってから新たにパッケージや一部の内容を変えて(なのにボックスとかの色は同じでややこしい…)再発されているので注意。

 

The Collectors' King Crimson Vol.1 (3CD)
 ・Live At The Marquee 1969
 ・Live At Jacksonsville 1972
 ・The Beat Club, Bremen 1972

The Collectors' King Crimson Vol.2 (3CD)
 ・Live At Cap D'Agde 1982
 ・On Broadway 1995

The Collectors' King Crimson Vol.3 (3CD)
 ・The Roar Of P4 1998
 ・The VROOOM Session 1994
 ・Live At Summit Studios 1972

The Collectors' King Crimson Vol.4 (3CD)
 ・Live In Central Park, NYC 07-01-74
 ・Live At Moles Club, Bath April 30 1981
 ・Nashville Rehearsals

The Collectors' King Crimson Vol.5 (3CD)
 ・Live At Plymouth Guildhall (May 11 1971)
 ・Live In Mainz (March 30 1974)
 ・Live In Berkeley, CA (August 13 1982)

The Collectors' King Crimson Vol.6 (3CD)
 ・Live In Northampton, MA (July 1, 1998)
 ・Live In Detroit, MI (December 13, 1971)
 ・Live In Nashville, TN (November 9 & 10, 2001)

The Collectors' King Crimson Vol.7 (4CD)
 ・Live In Hyde Park, July 5, 1969
 ・Live At The Zoom Club, October 13, 1972
 ・Champaign-Urbana Sessions, January 17-30, 1983

The Collectors' King Crimson Vol.8 (4CD)
 ・Jazz Café Suite, 1997
 ・Live In Orlando, FL, 1972
 ・Live In Guildford, 1972

The Collectors' King Crimson Vol.9 (3CD)
 ・Live At Fillmore East, November 21 & 22, 1969
 ・Live In Philadelphia, PA, July 30, 1982
 ・Live In Austin, TX, March 25, 1999

The Collectors' King Crimson Vol.10 (6CD)
 ・Live In Warsaw, June 11, 2000
 ・Live In Heidelberg, March 29, 1974
 ・Live In Brighton, October 16, 1971
 ・Live In Asbury Park, NJ, June 28, 1974

中古店等で購入

Vol.1 (¥757)
Vol.2 (¥790)
Vol.3 (¥659)
Vol.4 (¥1,067)
Vol.5 (¥1,262)
Vol.6 (¥1,390)
Vol.7 (¥1088)
Vol.8 (¥1,283)
Vol.9 (¥2,151)
Vol.10 (¥3,467)

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だいぎん @岐阜県美濃加茂市 (3)

2023年08月17日 | 岐阜県(中濃)

仕事の出先での昼食。この日は何故か早い時間から”カツカレーの口”になっていた(笑)。それでも仕事にケリをつけるとすでに1時はとうに過ぎた時間。こんな時に助かるのは喫茶店で洋食屋なみの食事が出来る、所謂”カフェレスト”なんて名乗る店。向かったのは岐阜県美濃加茂市にある「だいぎん」。喫茶はもちろん、洋食、中華そば、ちゃんぽん、きしめん、たこ焼きまで何でもあって、いつも賑わっている実力派の店だ。この日もカウンター席まで年配客で埋まる盛況ぶり。唯一空いていた6人掛けのテーブルに腰かけさせてもらった。注文したのはもちろん「カツカレー」。後ろの席のバーサン達のよもやま話をBGMにして出来上がりを待った(笑)。

ちょっと時間がかかって運ばれた「カツカレー」は黒い鉢状の皿に盛られてやってきた。こちらは何を頼んでもそうだが、ご飯がやや多めで、しっかりとした大きさのカツがのっている。カレーはまぁよくある味付けのものだったが、カレーのかかったデカいカツを頬張ると、口いっぱいに2つが合わさった独特の甘さの、カツがカツでなく、カレーがカレーでない特徴的な味わいになる(そこが好き)。旨い。スプーンとフォークを駆使して、途中で赤い福神漬けを挟みながら、ちょっと卓上のソースを使ったりもして平らげた。(¥800)

以前の記事はこちら (1)(2

 

café rest だいぎん

岐阜県美濃加茂市加茂川町3-10-21

 

( 美濃加茂 みのかも 大銀 DAIGIN ダイギン カフェレスト大銀 大銀カフェレストラン 喫茶 ランチ モーニング )

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