岐阜県美濃加茂市の市街からは外れたところにある”カフェレスト”「だいぎん」へ。店名の表記は「大銀」「DAIGIN」と様々。他の地方では知らないが、東海地方で”カフェレスト”と名乗る喫茶店は大抵ほぼファミリー・レストラン(あるいは大衆食堂か)。朝はモーニングで客を集め、昼はランチで値打ちな定食を出し、夜は夜で普通のレストランとして機能する恐るべき汎用性を持つ。それで中休みも無いのだから恐れ入る。何しろこの東海地方は喫茶店が好きな人が多いので、日曜は家族で出掛けるなんていう人も多い。こちらも決して繁華な場所にある訳ではないし、店構えはある意味とても地味なのにも関わらずいつも車が停まっている店だ。この日は休日にも関わらず、仕事でこちら方面に出掛けていたので昼食に寄ってみた。店内はかなり広く、ベロアのソファに電話ブースなんかもある昭和仕様。ご高齢の夫婦と家族でやっていらっしゃるのかな(未確認)。銀行員風の1人客、夫婦連れ、家族連れ、老人グループなど老若男女の客で賑わっていた。金魚が泳ぐ水槽のあるカウンター席に座ってメニューを眺める。洋食、丼物、中華そば、果ては「たこ焼き」や「お好み焼き」もあるという何でもござれのラインナップ。この日はどうしても食べたくなった「海老フライ定食」にしてみた。
しばらくして盆にのって運ばれた「海老フライ定食」は中大サイズの海老フライが4尾。それに小鉢の煮物、丼ぶりのご飯、味噌汁、漬物が付く。フライの横には山盛りの千切りキャベツ、カットされたキュウリ1/2本分、大きなレタス3枚、トマト、そしてデザート代りに大きなメロンと、とんでもない量が盛られていた。怯む。食べ切れるかどうか…。海老フライはタルタルソースやカットレモン、それに卓上のウスターソースを駆使していただく。サクサクに揚がっていて、プリッとした食感の海老で口中がいっぱいに。旨い。普通なら箸休めになる千切りキャベツやレタスもガツガツいかないと残ってしまいそう…。まさかレタスで「ふうっ」と言う羽目になるとは(笑)。煮物にはゴーヤが使ってあったりして面白い。味も良く、ヴォリュームもあり(オッサンには多過ぎ)、何でもあるんだから人気なはずだ。冷房は効いていたのに食べることに費やすエネルギーで汗が滲んできた(笑)。一心不乱に箸を動かし、何とか完食。お腹いっぱい。注文率の高かった「鉄板イタリアン」や「焼きそば」の盛りもなかなかだ。次はそのどちらかを食べてみようかな。(勘定は¥1,300)
café rest だいぎん
岐阜県美濃加茂市加茂川町3-10-21
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