以前から気になっていた岐阜県関市のアジア食材店(店名不明)。交差点で車が停まると現地の方達が大勢自転車で買い出しに来ている様子が分かるので一度入ってみたいナと思っていた。最近になって幟や看板が付け足され、2階でレストランの営業が始まった様子。でも車を停められる場所が見つからず、訪問は先延ばしになっていた。交差点を渡った北側に数台分あることが分かり、ある日に寄ってみることに。車を停めて歩いて信号を渡り、店へ。食材屋横に入口があり「フォー SEKI 店」と看板があった。電飾の点いた怪しい階段(写真下)を昇っていくとレストランのスペースがある。
店内にはテーブル席がいくつか。ベトナムかどうかは分からないが、あちらの方達と思われる先客の若者グループが1組。店員ももちろん日本人ではない。窓際の席に腰掛けてメニューを眺める。メニューには「フォー」「コムタム」「ブンボ―」「ブンリュウ」「バインミー」の5種類しかなく、あとはドリンク。値段は載っていない。それぞれの小さい写真が載っているが、他の情報はゼロ。ライスの付いたプレートの「コムタム」を食べてみようと給仕の女性にお願いするも「ナイ。フォート、ブンボート、バインミーシカナイ。」とのことなので、麺類の「ブンボ―」というのにしてみた(→忘れていたが以前に岐阜県可児市の店で「ブン・ボー・フエ」を食べていることが判明)。
調理を待っていると、なんと先客の若者がカラオケを始めやがった。そんなのもやってるのか…。それがまたヘタクソ。あちらのポップスを歌っているのだが、聴くに堪えない歌声。そもそも日本人だろうが誰だろうが、素人の歌を聴くのは大嫌いなので本当に参った…。
しばらくして「ブンボ―」が運ばれた。麺の入った鉢とは別皿にミントの葉と生のもやしとライムが盛られている。麺は白くて丸い断面でうどんのような感じ。茹で加減もやわやわ。スープは透き通っていて辛みのあるオイルが浮いている。具材は他に硬めの食感の牛と思われる茹で肉と、かまぼこのようなもの、もやし、刻んだパクチーなど。レモングラスの爽やかさがあって少し甘味のあるスープのベースは牛骨かな。ちょっと頼りない食感の麺を手繰っていただいていく。刻んだパクチーの風味がダイレクトにスープに乗るので苦手な人もいるかも。ライトな味わいの麺としたらいい感じ。途中で別皿の生もやしやミントの葉を投入し、ライムを絞ってみた。でもこれが正解なのか全然分からない(笑)。卓上に他の調味料も用意されているが使い方も分からない。スープを飲み干すことはなかったが、さっぱりした麺を美味しくいただいた。次は「コムタム」を食べたいが、ちゃんと用意されているかな…。(勘定は¥850)
ベトナム料理 フォー SEKI 店
岐阜県関市大平町3-3-1-2
( 関 せき フォーせき フォー関 フォーSEKI フォーSEKI店 ベトナム料理 TAN BACH HOA VIET ブンボ―フエ フエ風肉麺 ブン・ボー・フエ )