ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

建勇 @名古屋市昭和区・白金

2023年08月16日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

東別院にある目当ての中華料理屋に行くも、この日も入口は固く閉ざされたまま。どうしようかと迷って暑い中を歩いて辿り着いたのは、空港線沿いにひっそりとある食堂「建勇(たてゆう)」。名古屋高速の高架がある大通り沿いにあって、屋号を掲げた看板も無く、ただ”お食事処”と染め抜かれた暖簾がかかるのみの店。何を商っているかも分かり辛いので一見ではちょっと入り辛いかも。煙草売場や自動販売機が残っているので往時はそういう客も相手にしていたろう。すでに昼は過ぎた時間帯だったが思い切って暖簾をくぐる。店内は照明が落とされており、誰も居ない。土間には4つ程のテーブル席。奥に向かって声をかけるとご高齢の女将さんが出ていらして照明とエアコンを点けて下さった。ビールと迷ったが「お酒」を”ひや”でお願いする。肴は「玉子焼」を。

奥から出してきた大きめのチロリに汲んだ酒をガラスコップになみなみと注いでくれる。注ぎきれず酒が残ったチロリはそのまま置いて下さった。これ1合以上あるんじゃないかな。出てきた「玉子焼」は平皿にしっかり焼き目の付いた平焼き。玉子いくつ使ってあるだろう、なかなかの大きさでレタスが敷いてある。これをつまみながらコップ酒をやる。最初は表の大通りを行き交う車の音だけが聞こえていて、それはそれでなかなか良かったが、途中で女将さんが気を利かしてテレビを点けて下さった。大きめの玉子焼でもうお腹は膨れていたが、さすがにこれだけではと「肉玉子入り焼そば」を追加。2本のヘラで丁寧に麺を押さえながら調理され、平皿に盛られた焼そばが完成。刻んだ紅生姜が添えられている。具材は豚バラ肉、キャベツ、そして目玉焼。油は多めで味付けはやや薄め。熱々を啜る。旨いなァ。卓上のソースを少し垂らしたりして平らげた。品書きには「朝食」というのもあるので朝から営っていらっしゃるんだろう。次は是非朝食目当てで訪れたい(でもそんな機会作れるかな…)。(勘定は¥1,100)

 

建勇

愛知県名古屋市昭和区白金2-14-8

 

( 名古屋 なごや たてゆう 大衆食堂 おこのみやき お好み焼き お好み焼 やきそば 焼きそば  朝食 豚汁 酒 丼物 中華そば )

コメント (4)
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