昭和時代の戸建ての喫茶店というとそれぞれがかなり個性的で、建物から内装から、所謂ワンオフで凝った店が多かった。ただそれ以降はコンクリート打ちっ放しとか、梁見えっ放しなんていう内装が流行ったりしてそういう店は数が少なくなり、現在のような不況になるとそもそも新規の個人店は少ないし、内装も「モダン・シンプル?、それとも撤退前提?」なんて訝ってしまうような店も少なくない。こちら愛知県江南市の「シャトーマスミ」は、その建物からして特徴的。2階建ての1階に店舗があるのだが(2階は洋菓子店)、ガラス張りの円筒形で、塔もそびえ立つ素敵なデザイン(きっと昭和時代に違いない)。逆光で上手く撮れなかったけど、かっこいいなァ。以前から気になっていたが、やっとランチで店に入ってみることに。
店内はUの字のカウンターを囲んでガラス窓側にテーブル席が配置されている。年配の客が大勢居て盛況だ。窓は広いガラスで明るく、外の緑も目に入っていい感じ。店に貼ってあった貼紙によると何でも最近映画の撮影があったらしい。メニューの”こだわりの定食”欄から昼食を吟味。「鮮度バツグン刺身定食」なんておよそ喫茶店とは思えない品もあって迷う。結局選んだのは「当店自慢のエビフライ定食」。料理は奥の厨房で調理される。
まずはソースと箸が用意され「エビフライ定食」が届いた。エビフライは中サイズのものが3本。タルタルソースとカットレモンが添えられている。付け合わせはゴマドレのかかった千切りキャベツとマヨネーズなしのポテサラ、トマト。別に小皿の切干大根ときゅうりの漬物、それにあさりの味噌汁とご飯という布陣。エビフライは少し油切れが悪いものの、しっかりと肉厚で弾力があって旨い。タルタルの他にレモンを絞ったり、ウスターソースを垂らしたり。多めのご飯も難なく腹に入っていった。全て平らげた後にまだドリンクも付く。アイスコーヒーをいただいて勘定してもらった。(勘定は¥1,400)
シャトーマスミ
愛知県江南市飛高町門野259
( 江南 こうなん シャトー・マスミ 喫茶 レストラン ランチ 定食 海老フライ 「青春ジャック 〜止められるか、俺たちを2〜」 ロケ地 映画ロケ )
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