ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

元祖瓦そば たかせ 門司港店 @福岡県北九州市

2013年11月25日 | 福岡県

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↑ 門司港にある大正6年建築の「大阪商船 門司支店」

一緒に出張している同業者との最後の会食は門司港での昼食。歴史ある港だが、近辺は再開発されて、近代的なビルや商業施設と古い建物が同居している。その商業施設「門司港レトロ海峡プラザ」の中にある「元祖瓦そば たかせ」へ。瓦そばは対岸の山口県下関市豊浦町の郷土料理だそうで、熱した瓦の上に茶そばがのるもの。本店はもちろん下関市にある。瓦そばという名前だけは聞いた事があったが食べるのは初めてで楽しみ。

座敷にあがって、テーブルを囲む。当方は団体なのですでにいくつかの前菜が並べられている。ここで仕事終わりなのでお酒を召し上がる方もちらほら。解散後自分は別行動で、このあとまた福岡市に向かうので遠慮しておいた。メニューは任せてあるのだが、刺身、天ぷらなどが順番に並べられるコースで、メインが瓦そばとの事。正直、他の料理はどうということのない宴会料理。刺身は醤油が甘い九州のものなので味が変わって良かった。ちょっと皿出しが遅いのと、結構な品数が出たのでだんだんお腹も膨れてしまっていたが、やっとメインの瓦そばが運ばれた。瓦は大きいもので熱々に熱せられている。1枚の瓦に2人前の茶そばがのり、その上に錦糸玉子、細切れの牛肉、ねぎ、海苔、そしてレモンがのる。つゆは別に入れ物に入っていて、漬けて食べるそうだ。茶そばは下の部分は瓦で焼かれてパリパリになっていて、食感の違いが面白い。下が焼けていて焦げの香りもあるので、茶そばの風味はさほど強く感じられない。やや甘めのつゆ(でも濃くはない)を漬けて食べるが、思ったほど濃い味付けでなくあっさりしていたのは意外。でも自分はレモンは要らなかったな。

この後にはまだ茶碗に入ったうなめしも出てきて、その後にデザート。我々中年にはちょっと量的に多すぎたが、みんなと珍しがりつつ、楽しい食事だった。あれだけの数の瓦を熱々に熱して用意するのはずいぶん大変だろうな。

元祖瓦そば たかせ 門司港店

福岡県北九州市門司区港町5-1 海峡プラザ西館2F

(かわらそば たかせ もじ港 門司港レトロ)

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