ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Inside of Emptiness / John Frusciante

2013年11月15日 | オルタナティヴ・ロック

Frusciante250

Inside of Emptiness / John Frusciante (2004)

元・レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)のギタリスト、ジョン・フルシャンテ(John Frusciante)が2004年に発表したソロ・アルバム。永いことレッチリのファンを続けているが、彼がバンドに復帰した1999年頃は、演奏もエモーショナル過ぎて好きになれなかった。その後、2002年に来日した際に名古屋公演での素晴しい演奏を観てやっと苦手なイメージは払しょくされたが、その後はレッチリのアルバムも彼の影響が濃く出過ぎたのか、以前のようなハード・ロック+ファンク+パンクのような突き抜けた楽しさがなくなったので(大人になったとも言えるが…)、アルバムは買えどフェスまで追っかけるような事はなくなってしまった(そういえば彼が不在時に開催された伝説の第1回フジ・ロック・フェスに行ったなぁ)。

2004年と言うとアルバム「By The Way」と「Stadium Arcadium」の間で、ジョンは6作連続リリースという凄いことをやっていた時期で、この作品はその4作目にあたるそう。確か1作目は少し話題になってチラッと聴いたような記憶があるんだけれど、その後もあまり興味はそそられず、今回買ったこのアルバムが初めて聴く彼のソロ作品となる。

聴いてみてびっくりしたのはいきなりガッツ溢れるロックな曲が耳に入ってきたこと。自分の勝手なイメージからアコギを多用したようなエモーショナルな作品じゃないかと思っていたので嬉しい誤算だった。一連の作品でそれぞれにテーマがあったりするのかな。ドラムの音やヴォーカルからいくと一発録りのような荒けずりな作品だが、なかなかいい。これならしっかりプロデュースされたものを聴いてみたい気もする。

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (2004/10/25)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import
  • Label: Record Collection
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