ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

寺田屋 @福岡県福岡市

2013年11月19日 | 福岡県

博多で念願だった某居酒屋へ向うも、なんと早仕舞いで看板が消えていた。この晩はそこがメインとも考えていただけに行き先に迷い、少し彷徨う。もちろん中州の屋台や数多ある近隣の居酒屋なんかも覗いてみたがあまりそそられることなく、数少ない候補に挙がっていた「寺田屋」に決定。国体道路から少し入った路地にあり、そのまた細い入口の一番奥に怪しく光るお店。

その入口付近がこちら↓(一番奥が寺田屋)

Photo

木戸なので店内を窺い知ることが出来ないが、思い切って中へ。入れるかどうかお店の人に確認し、靴を脱ぎ(本当は靴を脱ぐところって好きじゃないけど)、L字のカウンターに座る。

店内はこじんまりとして落ち着いた感じで雰囲気がいい。窓がないこともあって秘密の場所にでも入ったよう。先客には年輩の地元カップル客が居て、主人と楽しそうに喋っている。そういえば本場の博多弁を聞く機会って意外となかったなぁと耳をそばだてて、明るく面白い客の楽しそうな方言を楽しんだ。

お酒は寒北斗(純米)をもらい酒肴を一品。その後には自分のように他所の土地(関西方面)から来ている若い男性二人が入店し、落ちついた中にも少しにぎやかさのある丁度いい感じでお酒を楽しんだ。壁にはってある品書きは毎日書き換えてあるようだが値段は載っていない。カウンターの大皿に丸のままのピーマンがあったのでどのように調理するか訊いたら、生のままで肉詰めをするとの事。あまりに艶のいいピーマンだったので、それとお酒(大七だったか)を燗で追加。主人と地元のラーメンの話なんぞして(地元では小さい頃に博多のラーメンなんか体に悪い、とほとんど食べさせてもらえなかったそうだ・笑)、しばしの時間を楽しんだ。酒肴の値段はやや高めだと思うが、店へのアプローチといい雰囲気のいいお店で、楽しめるお店だと思う。こんなところに誰か連れて来たいよね。(勘定は¥3,000程)

寺田屋 (てらだや)

福岡県福岡市中央区大名1-11-29-6

コメント
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