ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

日本料理 てら岡 中州本店 @福岡県福岡市

2013年11月09日 | 福岡県

同業者との懇親会で利用した中州にある日本料理店。HPでは老舗と謳っているがまだそんなに歴史がある訳ではないようです(自分の老舗基準は戦後の昭和20年代創業ぐらいまでなので…)。メインはふぐと烏賊だそう。建物の5階に案内されると、すでに前菜と鍋がテーブルに用意されている。いわゆる宴会コース料理での利用なので大きな期待は出来ないが、やはり他所の土地に来ると少し変わったものを口にしてみたいもの。といっても今までふぐのコースを何度か食べた事もあるが、感心するほど旨かったという記憶がない。刺身はやや歯応えのある淡白なものだから、つけるポン酢の質に大きく左右されてしまうし、印象はどこもそんなに変わらない。柑橘類の強さばかり舌にのってしまう。揚げものになってしまうと質の違いはさらに分かりにくいものに。あとは鍋ぐらいか。出汁は旨いが、店によってはふぐだけの出汁ではないだろうし、既製品っぽい味付けの出汁も多い。

この日、この店で出たふぐ刺しは大皿に綺麗に盛られていて豪華。ここでもやはり定番のネギともみじおろしとポン酢なので、味の印象は他所とあまり変わらない。でもおいしくいただきました。これにはやっぱり日本酒ですね。その後、から揚げと鍋。鍋はアラ鍋だったのでふぐは関係なし。うーん、いちど心ときめくようなふぐを食べてみたい…。こういうお店では1階のカウンターか小部屋でいただくといいんだろうな。

少し残念だったのは給仕のパート女性(多分)が完全に流れ作業で、こちらが「これって何ふぐなんですか?」とか質問しても面倒くさそうに流されてしまったり(聞いちゃダメだったか・笑)、食べ方を聞いても、えっ、知らないの?的なぞんざいな対応をされてしまったこと。ま、多人数相手で配膳だけでも大忙しだろうから仕方がないとは思うが、こういう大箱の宴会場を利用する団体は自分のような他所者も多いだろうから、そういったちょっとした印象ひとつで訪れた土地の印象が大きく違うものなんだがなぁ。

Photo_18

日本料理てら岡 中洲本店

福岡県福岡市博多区中洲5-2-6

(日本料理てら岡中州本店 日本料理てら岡 中州本店 てらおか)

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