ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

みますや (2) @東京・神田司町

2013年11月08日 | 東京都(老舗)

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神田の某居酒屋を予約していたが、翌日のイベントの為に早仕舞いをするというので予定を変更。連れとの呑み場所に選んだのは神田の老舗「みますや」。東京で最も古いとされる居酒屋(注・居酒屋形態で)で、創業は明治38(1905)年。このお店のあたりは神田や小川町、淡路町の各駅から少し離れているので周りは夜になるとやや静か(もちろんどの駅からも徒歩5~10分圏内)。神田駅で待ち合わせて、駅から少し歩くと「どぜう」と書いた赤い提灯と看板、趣のある昭和初期の建築という店が見えてくる。

神田近辺は会社勤めのサラリーマンが多い事もあり、土曜日ということもあってか平日に来る時より人は少なめ。入れ込みの土間のテーブルに腰をおろした。自分は小上がりよりこういうテーブル席の方が好き。連れは東京に住んでいながら初訪問との事。歴史はあるが気取りのない店の雰囲気が結構気に入ったようだった。でも注文を取りに来る給仕のお姉さんがひとりを除いて中国の若い方だったので意外だったとの事。

ひとりだとあまり品数は頼めないが、この日は連れが居たので、おすすめされた好物のカキフライの他、どじょうの丸煮やさくら刺身(馬刺し)など普通の居酒屋であまり見かけないメニューをいくつか注文。ビールを2人で分けた後は日本酒(白鷹)の2合徳利でぬる燗にしてもらった。カキフライはお勧めするだけあって大きさといい、味といい、なかなかのもの。どじょうやさくら刺しも日本酒にピッタリ。特にさくら肉(馬肉)の質が良く、連れも満足していた。この店は老舗には珍しく、今をときめく色々な銘柄の日本酒も揃えているので、その中から現在の純米酒の指標とも言える「神亀」を味わって店を変えた。(勘定は¥3,000程/1人)

以前の訪問はこちら

みますや

東京都千代田区神田司町2-15-2

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