河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

Optitrack フルボディモーションキャプチャーシステム始動

2011-04-08 | 私と歩行分析
昨年度末に新たにOptitrack フルボディモーションキャプチャーシステムを購入した。

ViconやMotionAnalysis のシステムが数千万円するのに対して、Optitrackは基本システムの価格が1,207,500円とにわかには信じられない低価格である。
価格から想像するとそこそこの安かろう悪かろうというシステムのように思うが、デモで見た限りではかなり優れものである。
予算に少しゆとりがあったのでZebrisFDM-Tトレッドミル・システム と組み合わせて使ってみようと考えて購入した。
ZebrisFDM-Tトレッドミル・システム は足圧をモニターできるのだが、膝関節角度などの情報が得られないので何とかならないかと以前から考えていたのである。

新学期になりゼミ生が配属されたので、この新しいシステムを使い始めることにした。
保健福祉研究所でポスドクの野中君に手伝ってもらいながらセットアップして、新しいゼミ生にモデルになってもらい、試行錯誤しながら計測を行った。

2時間ほどいろいろとやってみたらかなりきれいなデータがあっさりと計測できた。
こんなに安価なのにリアルタイム計測ができるのである。
ARENAというモーションキャプチャーソフトウェアは非常に良くできていて、得られたデータにかぶせるスキンのキャラクターは明らかにMotionAnalysis のそれよりもハイクオリティである。パソコンの計測画面上でキャラクターが笑えるほどリアルに動くのである。

一昔前に1億円もした動作解析システムがまともに動かないという経験をした私にとっては非常に驚異的なシステムである。

これからもっともっと安価で高性能なシステムが登場することを願っている。


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