岡山済生会ライフケアセンターで第4回もも運動器リハビリテーション研究会が行われた。
これは、岡山済生会と岡山赤十字病院のリハドクターが医師と理学療法士・作業療法士がともに学べるような勉強会という趣旨で始めたものだ。
今回の講師は神奈川県立保健福祉大学 准教授 石井慎一郎 先生で、演題は以下の通り。
『バイオメカニクスから見た人口膝関節置換術後の理学療法』
石井先生とは古くからの知り合いだが、緻密な考察に基づいた分かりやすい講演であった。
2時間の長い講演があっという間に感じられた。
印象深かった例え話。
ちょっとうろ覚えだが、以下のような話をされたのが印象深かった。
人工膝関節置換術を行うと、それまで長年O脚で過ごしてきたのがある日突然目が覚めるとX脚になっている。
これは例えると、ある家族においてお母さんがある日突然目が覚めたら新しい別のお母さんに代わっていたというような状況な訳です。
うらやましい、ある意味理想の状態ですが(笑)、これはこれで大変なことなんです。
新しい家族としてうまくやっていくためには家族旅行に行くとかして家族として機能するようにしなくてはいけないのです。
長年O脚で過ごしてきた患者さんは手術で下肢のアライメントがきれいに整っても、やはりO脚だったころの筋肉の使い方をしてしまう。
それが痛みの原因となったり機能低下を来す結果になってしまう。
新しいアライメントの状態に早くなじんでうまく使いこなすことが必要だ。
新しい関節の機能を下肢全体としての機能に組み込み、下肢全体としての機能的協調を再構築する必要がある。
そのためにはまず静止立位できちんとしたアライメントに保つことから始めるのが良い。
これは、岡山済生会と岡山赤十字病院のリハドクターが医師と理学療法士・作業療法士がともに学べるような勉強会という趣旨で始めたものだ。
今回の講師は神奈川県立保健福祉大学 准教授 石井慎一郎 先生で、演題は以下の通り。
『バイオメカニクスから見た人口膝関節置換術後の理学療法』
石井先生とは古くからの知り合いだが、緻密な考察に基づいた分かりやすい講演であった。
2時間の長い講演があっという間に感じられた。
印象深かった例え話。
ちょっとうろ覚えだが、以下のような話をされたのが印象深かった。
人工膝関節置換術を行うと、それまで長年O脚で過ごしてきたのがある日突然目が覚めるとX脚になっている。
これは例えると、ある家族においてお母さんがある日突然目が覚めたら新しい別のお母さんに代わっていたというような状況な訳です。
うらやましい、ある意味理想の状態ですが(笑)、これはこれで大変なことなんです。
新しい家族としてうまくやっていくためには家族旅行に行くとかして家族として機能するようにしなくてはいけないのです。
長年O脚で過ごしてきた患者さんは手術で下肢のアライメントがきれいに整っても、やはりO脚だったころの筋肉の使い方をしてしまう。
それが痛みの原因となったり機能低下を来す結果になってしまう。
新しいアライメントの状態に早くなじんでうまく使いこなすことが必要だ。
新しい関節の機能を下肢全体としての機能に組み込み、下肢全体としての機能的協調を再構築する必要がある。
そのためにはまず静止立位できちんとしたアライメントに保つことから始めるのが良い。
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