河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

悲しい知らせとちょっと嬉しい知らせ

2010-04-05 | 大学
病院での午前の仕事中、突然、恩師の訃報が届けられた。
岡山大学医学部卒業以来お世話になった長島弘明先生である。
4月2日に御逝去され、ご本人の希望で、親族のみの葬儀となり、もう既に終わってしまったようである。
いったい何があったのか全く分からない。
数年前に川崎医大の明石 謙先生が亡くなり、今度は長島先生である。
医学部を卒業したばかりの頃、福祉センターに連れて行ってもらって、更生相談所の嘱託医の仕事を見学させて頂いたことや、筋電図検査を教えて頂いたことが思い出される。
温厚で実直な先生であった。
まだまだお元気だと思っていたのに、残念である。
ご冥福をお祈りいたします。


しばらくして、科研費担当の事務の方から、科研費内定の通知が来たと連絡があった。
わざわざ電話をくれて申し訳なかった。
今年不採択だったらちょっとへこんでいたと思うが、採択されて良かった。
ただ残念なのは金額の大きな基盤研究Bではなくて、もう一つ出していた方の挑戦的萌芽研究の方が採択されたと言うことである。
今回は基盤研究の方に力を入れて申請書を書いたのだが、とかく自分が思うようには物事は運ばない。
採択率だけ見ると挑戦的萌芽研究の方が圧倒的に難しいのだが、どうしてこうなったのか全く分からない。

萌芽研究だけでは研究費は不足なので、また、今年も科研費申請書を出さなければならない。
こればかりは教員を続ける限り終わることがない。
長島先生のこともあり、のんきに喜ぶ気持ちにはなれない。


4月1日に研究科長の辞令を頂いてから、次々と予想もしていなかった仕事が舞い込み、気分はちょっと(かなり)暗い。
今年は(今年だけでなく今後ずっと)仕事に追いかけられて過ごすことになりそうだ。
そんな中で自分の研究時間をどうやって捻出するかというのが工夫のしどころだろう。
コメント
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