katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピ-タ-さん教室

2011-09-12 00:57:13 | モザイク教室
今日は先日作った下地のリピ-タ-さん教室。
通常アゲハは黒いふち取りなんだけれど、本来この金で張った部分は彫り残しをする部分

それが彫らなくても良くなった為に何か工夫が必要となる。じゃ何かとは何か?
通常、その何かとは黒と白。どんな色にも合う万能なカ-ドゲ-ムのババみたいなね。

しかし今回は黒が大部分。その上またふち取りの黒の量を増やす・・・・では、
どう見えるのか?となると、ほんの少し黒が多く見える人もいるだろうし、

えぇぇ・・・黒だらけ・・・って見える人もいるだろうし、まず大事なのは
リピ-タ-さんが何味好きなのか?なのね。

薄味なのか?濃味なのか?ってね。それによって随分とやる事が変わって来る・・・しかし
それが一体どうなるのか・・・・?がやって見ないと判らない・・・って言うと、

結局マニュアルが無いからオリジナルなのだから、想像し選択するしか無いのね・・・
お互いが・・・ね。もし俺の作品や俺に関わった生徒作品に想像するきっかけでも

見つけてくれれば良いんだけれど、きっとそんな事はしていないだろうし、
けれどこうしてもう作品作りは始まっているとなると、提案として何らかのヒントとなる

アドバイスをしなくてはならないのが先生であるのだから、こんな説明をした。

さっきも説明した黒の話。今、ババに当たるカ-ドを使ってしまっている。
気にならない人であれば、無難に黒を増やす・・・これが普通の考えだと思うのね・・・

しかし、それなら先生はいらないはず。つまり考える必要はないのだから。
もっと良くなる方法は無いのだろうか?と貪欲に探す行為が追求なのだから・・・・

そうなると無難な事を選択するのでは無く、この人が思い付かなくて、尚且つより良く
見えるのは何か?を見つけるきっかけになる事を教えなくてはならない・・・・

そこを勘違いされないように説明をした。教えるのは方法では無くきっかけ。
そこでそのきっかけで選択して行くのは自分・・・・としないと、

結局、先生に言われた通り・・・となり、それではオリジナル教室にはならない。
その理解あっての次への進行・・・と。

そして次。実は無難って言うのは、万人受けとなるであろうと言う先生サイドの提案。
だからそれを受け入れられれば、大怪我を教える側も教えられる側もしない事になる。

つまり安全。それを使うのは体験教室のみ。つまり楽しければ良いのだから、
安全であるべき。しかし、こうしてリピ-タ-として来てくれている以上、

最初よりも上手くあるべきだし、完成に満足が行かなくては続かない可能性が大。
何しろタダでは無いのだから。

しかもここがオリジナル教室と掲げている以上、最初から提案は無い。
しかも最初から提案・・・一見指導に見える言葉だが、実は依存だったとも言える。

何せリピ-タ-なのだから、経験値0では無いのだから。しかしこうして蝶の下地を
作れたのも、お題の蝶ってのを頂いた事で、俺が自宅でやらない以上、

果てしない大作になってしまうので、作りたい部分のチョイスとしてバック無しを
提案してこうなった。つまり最初のきっかけはご自分、それを可能にする為に、

次の手は俺。と、この繰り返しをし続ければ良いだけ。

だから今回のふち取りでは、女の人の好きな作戦に良くある方法。
つまり金、銀、パ-ルの光り物作戦。しかしこれは使い過ぎると下品になるし、

上手く使えば豪華になる。さじ加減がより大事となる。それをきちんと使うにも
やはり会話・・・・好みの服でも自宅に光り物が何個あるか?でも手掛かりにするので

何でも良いから俺の知らない情報を話す事・・・・それを傾向と対策に生かす・・・
するとその中から金を選択するも、1cmの丸々をふち取りすると多い・・・と

自分の好みを話すから、それなら一体どの位なのか?となり、目安を3分の2にした。
当然、それは手間の時間が増える事になる。そこでおそらく・・・の進行具合の目安

と言う事で、羽の半分が終わったら良かったね・・・・まずまずなんてどうかな?と
言うと、ふぅぅぅん・・・・と半信半疑で始まる。

ここから1時間は1ヶ月に1回で自宅ではやらないスタイルの人だから、以前の腕に
戻す、錆びたナイフを復活させる為の指導をしなければならない・・・・

喰い切りの持ち方、刃の入れ方、バンドの付け方、ピンセットの使い方・・・・・
そしてその中で、今の気分は・・・?まで確認をする。

何しろこの作品は今までよりも完成が先となる。従って今の気分と終わりが一緒で
無いと、あれ?こんな感じだったかな・・・・とマイナスな気分になる可能性もあるし

しかもここはあくまでトッピング部分だから大きな冒険はいらないのだけれど、
そもそも金なんて・・・・と思う人なら、すでに大きな冒険だし、

何しろどんな気分か?はこちらとしては欲しい情報なのだが、今思い出してやっとやっと
タイルを切っている人がそうそうやりながら会話を満足に出来るはずも無く・・・・

そうなると表情等などから、読み取る判断が問われる・・・・。

まっこんなやり取りがずっと続くのね・・・そうして終わった時に、まさか最後まで
ふち取りやるとはねぇ・・・・随分と頑張ったねぇ・・・・と言うと、

半分過ぎに2回辞めようかなぁ・・・って思ったんだけれど、キリが良い所まで・・・
って思ったらこんな時間になっちゃった・・・・って。そう8時間は掛かったのね。

これだけやればその位は普通。ただそれは経験値としてやった事がある人の発言で
夢中でやったら・・・・結果を振り返って、こんなに時間が経ってたのかぁ・・・・と

なるのが、経験値の浅さ。良く頑張った・・・って言ったのは、2回も辞めようと思った
って本人も言う位、大変だった事を踏み止まってキリの良い所まで・・・と

グレ-ドを変えずにたどり着いた事。意外と自分の目安と進行速度が折り合い付かず、
めげちゃう事って多いものなんだけれど、目標や目的があると意外と簡単に前に進める

先日のオ-ドリ-と良い、この方と良い、良い事例の1つだと思うのだけれど・・・・。
ただそれは自分の時間を自由に使えた人達の話。

ならばそうで無い人が続けるのに必要なものの1つは・・・これを作りたいと思う心。
折れない心と例え1枚でも進んで置こう・・・・と繰り返す事。

そうそんな果てしない進行にも折れない心。それには絶対これを作りたい・・・・
そんな覚悟が出来る構想を立てよう・・・とすれば、そのわずかな切れ端からでも、

俺が何とか引きずり出す・・・・って言うのがここのスタイルなのね・・・・
良いも悪いも・・・・あははははは。

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