ーセント・エルモス・ファイアーーST. ELMO'S FIRE
1985年 アメリカ
ジョエル・シューマカー監督 エミリオ・エステヴェス(カービー)ロブ・ロウ(ビリー)アリー・シーディ(レズリー)デミ・ムーア(ジュールズ)アンドリュー・マッカーシー(ケヴィン)ジャド・ネルソン(アレック)メア・ウィニンガム(ウエンディ)マーティン・バルサム(ウエンディの父)アンディ・マクダウェル(デイル)
【解説】
嵐の中、船乗りたちが道しるべとしたマストに灯る放電現象(=セント・エルモス・ファイアー)をタイトルに掲げ、友人の事故をきっかけに集まった大学を卒業したての若者たちがそれぞれの交流の中、やがて自分の道を見つけていくまでを綴った青春群像劇。「D.C.キャブ」のジョエル・シューマカーが、エミリオ・エステヴェスをはじめ、ロブ・ロウ、アリー・シーディ、デミ・ムーアなど今を時めく豪華キャスティングで若者たちの自立を描く。(allcinema ONLINE)
【感想】
80年代を代表する青春群像の作品のようですが、内容は知りませんでした。
私の子育て真っ最中の時代。
アメリカでも日本でもバブリーな時代だったようですね。
大学時代から仲良しの7人の若者の、卒業後を描いた作品ですが、私にはあまり共感するところは少なかったです。
同じグループで、くっついてり離れたりするのは見ていて気持ちのいいものではありませんでした。
建築家として自立したいレズリー(アリー・シーディ)は、結婚の決心がつかないままアレック(ジャド・ネルソン)と同棲します。
アレックは、レスリーと結婚したいために、民主党だったのが、共和党政治家の秘書になった。
でも、レスリーがなかなか結婚してくれないので、下着のお店の店員と浮気もしている。
ケヴィンは、死亡記事しか書かせてもらえない新米の記者。
ゲイと間違われるほど女に縁がない。
飛んでる女のジュールズも誘惑してみるが、まるで脈なし。
実は、レズリーに恋心を抱いていて、レズリーとアレックが別れたとたん、レスリーと関係を持ってしまう。
ジュールズは、「80年代の女よ」奔放な振りをしているが、実の父親と確執があり、継母の看病をしていて、突っ張りきれなくなり引きこもってしまう。
ビリーは、女好きでもてもてなのに、妻がいて子供もいる。
堕落してギャングにまで成り下がるが、そんなビリーを密かに愛しているウエンディ。
富豪の娘だが、その生い立ちに罪悪感さえ持っているウエンディは貧しい人のために働いている。
ビリーに恋いこがれているが、ビリーには「まだ処女?」とからかわれる。
ビリーが生き方を改めるため、ニューヨークに出るという前の晩、二人は結ばれる。
カービーは、アルバイトをしながら弁護士を目指しているが、病院で出会った女医のデイル(アンディ・マクダウェル)に一目惚れ。
突然医学生となる。
しかし、デイルには恋人がいて、医学生はやめてしまった。
と、こんな感じ。
ここに友情は存在するのかなあ?
と思いました。
特に、ビリーがウェンディにしたことは許せないけどねえ。
ウエンディが納得だったら、まあ、いいか。
レズリーには、「彼の友達と寝るの?」と驚愕だったし、カービーも、ストーカーにしか見えなかったけどなあ。
一番青春ドラマっぽかったのは、ジュールズじゃないかなあ。
家庭の問題を引きずって悩む彼女が一番身近に感じました。