![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/2c/235dc7a44872e5f49d4c5c5649a38567.jpg)
ージョン・カーターーJOHN CARTER
2012年 アメリカ
アンドリュー・スタントン監督 エドガー・ライス・バローズ原作 テイラー・キッチュ(ジョン・カーター)リン・コリンズ(デジャー・ソリス)サマンサ・モートン(ソラ)マーク・ストロング(マタイ・シャン)キアラン・ハインズ(タルドス・モリス)ドミニク・ウェスト(サブ・サン)ジェームズ・ピュアフォイ(カントス・カン)ダリル・サバラ(エドガー・ライス・バローズ)ポリー・ウォーカー(サルコジャ)ブライアン・クランストン(パウエル)トーマス・ヘイデン・チャーチ(タル・ハジュス)ウィレム・デフォー(タルス・タルカス)
【解説】
ジョージ・ルーカスやジェームズ・キャメロンの作品に構想のヒントをもたらしたエドガー・ライス・バローズの小説「火星」シリーズの最初の作品「火星のプリンセス」を映画化したファンタジー・アドベンチャー大作。『ウォーリー』の監督アンドリュー・スタントンが自身初となる実写映画にチャレンジし、地球から滅亡寸前の惑星“バルスーム”に迷い込んだ主人公の戦いを描く。主人公ジョン・カーターを演じるのは、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のテイラー・キッチュ。ほかに、リン・コリンズとウィレム・デフォーらが共演。最先端の映像技術で再現される、神秘的な宇宙と驚異の冒険から目が離せない。
【あらすじ】
1881年のニューヨーク、大富豪のジョン・カーター(テイラー・キッチュ)がこつ然と姿を消す。おいのエドガー・ライス・バローズに託された日記には、未知の惑星“バルスーム”でのジョン・カーターの驚きの体験がつづられていた。それは、全宇宙を支配しようとする“マタイ・シャン”によって滅亡の危機に直面していたバルスームが舞台で……。(シネマトゥデイ)
【感想】
ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品。
原作は、SFの原点で「アバター」や「スターウォーズ」に影響を与えたエドガー・ライス・バロウズの「火星のプリンセス」が原作。
初版は1917年。
バロウズはターザンシリーズの作者としても有名。
TVでもさかんにCM放送していましたが、なぜか食指が動かず、DVD鑑賞となりました。
興行的にも成功したとはいえない作品のようですね。
主演のテイラー・キッチュ、見たことあるなあ、と思っていたら、「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」に出演していたかっこいい人ですね。
ヒロインのリン・コリンズもそうでした。
原作がしっかりした世界観を持っているので、ここまで描き込まないといけなかったのでしょうが、ちょっと前半だらけましたね。
画面が暗いし、その世界に入っていけるかどうか、掴みが少し弱かったですね。
19世紀、エドガーはおじの大富豪のジョン・カーター(テイラー・キッチュ)から呼ばれて駆けつけると、カーターは死んでいた。
そして、謎だらけの遺言と日記が残されていて、エドガーは日記を読み始めると、信じられない内容が書かれてあった。
ジョン・カーターは、伝説の黄金の洞穴を探しているとき、クモの絵の書かれた洞窟を見つけ、そこで宇宙人を殺してメダルを手にしたとたん、気を失った。
次に気が付いたときには、見た事もない荒野の真ん中にいて、歩こうとすると体が軽過ぎて飛び上がってしまう。
なんとか歩行できるようになると、手が4本もある、緑色で怪物のような生き物が団体でやってきた。
ジョンはタル・タルカス(ウィレム・デフォー)というこの種族サークの皇帝に捕まり、国に連れて行かれ、ソラ(サマンサ・モートン)の世話になる。
ここはバルスーム(火星)、人間そっくりで肌の色が赤い「ヘリウム」と「ソダンガ」が勢力争いをしていて、法衣姿で何者にも姿を変えられ、超能力を持つサーン(そのリーダーはマタイ・シャン=マーク・ストロング)が、その戦争を操っていた。
ジョンが黄金の洞窟で殺したのもこのサーンの一味だったようだ。
優勢なソダンガが和解の条件を出してきた。
それは、ソダンガの王サブ・サン(ドミニク・ウェスト)とヘリウムの王女デジャー・ソリス(リン・コリンズ)の婚姻だった。
☆ネタバレ
結婚を嫌がったデジャーを助けたのがジョン。
デジャー、ジョン、ソラはサーンの元から逃げ出し、ジョンが地球に帰れるようにと古い遺跡へと旅に出る。
しかし、デジャーはジョンを味方につけようとヘリウムに案内していた。
一時はケンカするが、ようやく遺跡にたどり着き、デジャーはジョンのいう事を信じ、地球に返すことを約束する。
しかし、それはデジャーとサブ・サンとの結婚を意味していた。
覚悟を決めたデジャーを放っておけなくなったジョンだが、運命は二人を切り裂いた。
サークにいるあいだに、ウーラという犬みたいな生き物が、ジョンをしたってついてくるけど、この子がかわいい。
犬のいいところを全部持っているようなキャラ。
サークは、ウィレム・デフォーやサマンサ・モートンという個性が立った人が演じているわりには、CGにしてしまうと男か女かさえもわかりにくく、表情もわからなくなって残念でした。
ラストのどんでん返しはすごくよかったんだけど、いかんせん、火星のシーンが長くストーリーも平凡。
なのに人間関係が複雑で、わかりにく過ぎます。
戦士の敵味方もわからない。
あまた名作のある分野で、新しい物語を紡ぎ出すのがいかに難しいか、と思いました。
ディズニー、がんばれ!!
タル・タルカスはいいキャラクターです。
本では、どんな生き物だと描かれていたのでしょうか?
ミーママ好みかも!
私はターザンシリーズを少年少女向けの本で、小6のときに全部読んだわ。
図書館に揃っていたのよ。
火星シリーズも、金星シリーズも知らなかったわー。
しかし、もうほとんど内容を覚えていないww
ダンナも、火星・金星両シリーズを読んだって言ってたっけ。
彼がターザンの作者だったって、大分あとで知りました。SF作家だと思ってたし~