ーロボジーー
2011年 日本
監督=矢口史靖 音楽=ミッキー吉野 キャスト=五十嵐信次郎(鈴木重光)吉高由里子(佐々木葉子)濱田岳(小林弘樹)川合正悟(太田浩二)川島潤哉(長井信也)田畑智子(伊丹弥生)和久井映見(斉藤春江)小野武彦(木村宗佑)
【解説】
『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』などで人気の矢口史靖監督がメガホンを取った、頑固なじいさんとロボットをテーマにした爆笑コメディー。弱小家電メーカーの3人組が新型ロボットの開発に失敗し、その場しのぎで中に老人を入れてロボット博に出場したことから巻き起こる騒動を描く。一躍人気者になってしまうロボットの中の老人を、ミッキー・カーチスが新人俳優・五十嵐信次郎として好演。共演には『蛇にピアス』の吉高由里子、『鴨川ホルモー』の濱田岳ら多彩な顔ぶれがそろう。
【あらすじ】
弱小家電メーカー、木村電器に勤務する小林、太田、長井の3人は間近に迫るロボット博での企業広告を目的に、二足歩行のロボット開発に奔走していた。しかし、発表直前の1週間前にロボットが大破してしまう。慌てた3人はとっさの判断で、一人暮らしの頑固老人・鈴木(五十嵐信次郎)をロボットの中に入れて出場したところ、鈴木の奇妙な動きが絶賛され……。(シネマトゥデイ)
【感想】
予告編を見るだけで、ばかばかしいと思うんだけれど、もしかしたら、すっごく面白いかもしれない。
ほんと、ばかばかしいんだけど、面白かったよ。
社長(小野武彦)命令で、二足歩行のロボットを作って、ロボット博での発表を強いられている木村電機の社員小林(濱田岳)、太田(川合正悟)、長井(川島潤哉)の3人。
ほとんどそれは口実で、実はリストラ要員ではないかと思わせるほどの出来の悪さ。
でも、社員生命をかけて彼らも必死。
必死になったって、できないものはできない。
そこで、考えたのがロボットの着ぐるみに人間を入れてとりあえず、ロボット博だけ乗り切ろうというもの。
着ぐるみのアルバイトだと思って応募してきた鈴木さん(五十嵐信次郎)、ひょんなことから受かってしまった。
そして、出場したロボット博で、ロボットオタクの女子大生佐々木葉子(吉高由里子)を助けたことが、注目されて大人気に。
自分たちのした事がバレないようにと焦る三人と、鈴木さんの態度がどんどんでかくなっていくところが面白い。
最終的には、葉子たちの大学でロボット理論を習い、理論にも強くなっていく三人の成長物語になっているところも、この作品の良さだと思いました。
ラストの仕上げも上々。
かなり満足度の高い作品でした。
五十嵐信次郎って、ミッキー・カーチスじゃない!!
エンディングの歌も彼が歌っています。
これがいいよ!
やんちゃな老人、素敵でした。