ーディナーラッシュー
2001年 アメリカ ボブ・ジラルディ監督 ダニー・アイエロ 、エドアルド・バレリーニ 、カーク・アセヴェド 、ヴィヴィアン・ウー 、サマー・フェニックス 、マイク・マッグローン 、ジョン・コーベット 、マーク・マーゴリス 、サンドラ・バーンハード 、ポリー・ドレイパー 、ジェイミー・ハリス 、テッサ・ガイリン
【解説】
冬のニューヨーク、トライベッカ。イタリアン・レストラン“ジジーノ”のオーナー、ルイは、長年のビジネスパートナー、エンリコがギャングに殺害されたことを知り気分が滅入っていた。もう一つルイを悩ませていたのは、彼の息子ウードの存在。イタリア帰りのこのチーフ・シェフは、ルイの反対を押し切り、伝統的な家庭料理で街の人々に愛されてきたこの店を、おしゃれな人々が集うトレンディ・レストランへと変えてしまったのだった。やがて日が沈み、今日もまた厨房もフロアも様々な思惑が錯綜する<ディナーラッシュ>の時間がやって来た。しかし、今日はいつもとどこか様子が違っていた……。
【感想】
こんなレストランに行ってみたい!!
ハンサムなスターシェフが、天才的ともいうべきお料理を、手際よく作ってくれる。
彼に任せておけば間違いない!
監督のボブ・ジラルディはCMや音楽ビデオの監督として有名な人らしい。
あの、マイケル・ジャクソンの「ビート・イット」なんかを監督した人。
しかも、11軒もレストランを持っているんですって。
この映画も自分のレストランを使って撮影したそうです。
物語は、有名イタリアンレストラン「ジジーノ」のある一夜の物語。
今日のお薦めが読み上げられて、黒板に書かれていく。
さあ、開店、スタッフたちは戦闘状態についた。
今日も予約でいっぱい。
250人を突破しそうな勢い。
この店はスターシェフの評判のお陰で、毎晩大盛況です。
でも、この日はいつもの夜とは、少し違っていました。
スターシェフ・ウード(エドアルド・バレリーニ )はご機嫌斜めです。
いきなり、見習いコックをクビにしてしまいました。
父親であり、このレストランのオーナーのルイス(ダニー・アイエロ)と店の経営方針があわず、経営者を譲ってくれるように頼んでも、なかなか首を縦には振ってくれないのです。
ルイスは、死んだ奥さんと一緒にはじめた頃の家庭料理屋に戻すことを望んでいるのでした。
ルイスには、裏の顔もありました。
マフィアにつながるギャンブルの胴元も勤めていたのです。
ルイスがかわいがっている副シェフのダンカン(カーク・アセヴェド)はギャンブル狂。
この日もルイスに金を無心して断られたのに、違う胴元で賭けてしまいました。
ダンカンの借金取りに、マフィアの二人組が訪れて食事をはじめました。
太った方はなかなかのグルメのようです。
店は大混雑、嫌みな美術評論家や、食の評論家等、個性的な客に従業員たちは振り回されています。
そこへ、停電。
バーでは飲み物サービスが始まり、バーテンも大忙し。
ドキャメンタリータッチで、カメラは厨房、店内、ウード、ダンカン、ルイスを追っかけていきます。
おしゃれな会話、皮肉な会話、ヨダレが出そうな美味しそうな料理の数々。
ダンカンが少し心を入れ替えたかな、と示唆するシーンや、実は、ルイスはウードに店を譲る準備をしていたことが明かされ、二人は親子に戻って亡くなった母を忍ぶシーン等が織り込まれていきます。
そして、思いがけない結末。
音楽と料理が、じつに巧みなアンサンブルとなって、人生の機微が織り込むように描かれている秀作でした。
この監督でないと表現できない世界でした。
このDVDの特典には、レシピが付いていました。
きゃあ、美味しそうです。
2001年 アメリカ ボブ・ジラルディ監督 ダニー・アイエロ 、エドアルド・バレリーニ 、カーク・アセヴェド 、ヴィヴィアン・ウー 、サマー・フェニックス 、マイク・マッグローン 、ジョン・コーベット 、マーク・マーゴリス 、サンドラ・バーンハード 、ポリー・ドレイパー 、ジェイミー・ハリス 、テッサ・ガイリン
【解説】
冬のニューヨーク、トライベッカ。イタリアン・レストラン“ジジーノ”のオーナー、ルイは、長年のビジネスパートナー、エンリコがギャングに殺害されたことを知り気分が滅入っていた。もう一つルイを悩ませていたのは、彼の息子ウードの存在。イタリア帰りのこのチーフ・シェフは、ルイの反対を押し切り、伝統的な家庭料理で街の人々に愛されてきたこの店を、おしゃれな人々が集うトレンディ・レストランへと変えてしまったのだった。やがて日が沈み、今日もまた厨房もフロアも様々な思惑が錯綜する<ディナーラッシュ>の時間がやって来た。しかし、今日はいつもとどこか様子が違っていた……。
【感想】
こんなレストランに行ってみたい!!
ハンサムなスターシェフが、天才的ともいうべきお料理を、手際よく作ってくれる。
彼に任せておけば間違いない!
監督のボブ・ジラルディはCMや音楽ビデオの監督として有名な人らしい。
あの、マイケル・ジャクソンの「ビート・イット」なんかを監督した人。
しかも、11軒もレストランを持っているんですって。
この映画も自分のレストランを使って撮影したそうです。
物語は、有名イタリアンレストラン「ジジーノ」のある一夜の物語。
今日のお薦めが読み上げられて、黒板に書かれていく。
さあ、開店、スタッフたちは戦闘状態についた。
今日も予約でいっぱい。
250人を突破しそうな勢い。
この店はスターシェフの評判のお陰で、毎晩大盛況です。
でも、この日はいつもの夜とは、少し違っていました。
スターシェフ・ウード(エドアルド・バレリーニ )はご機嫌斜めです。
いきなり、見習いコックをクビにしてしまいました。
父親であり、このレストランのオーナーのルイス(ダニー・アイエロ)と店の経営方針があわず、経営者を譲ってくれるように頼んでも、なかなか首を縦には振ってくれないのです。
ルイスは、死んだ奥さんと一緒にはじめた頃の家庭料理屋に戻すことを望んでいるのでした。
ルイスには、裏の顔もありました。
マフィアにつながるギャンブルの胴元も勤めていたのです。
ルイスがかわいがっている副シェフのダンカン(カーク・アセヴェド)はギャンブル狂。
この日もルイスに金を無心して断られたのに、違う胴元で賭けてしまいました。
ダンカンの借金取りに、マフィアの二人組が訪れて食事をはじめました。
太った方はなかなかのグルメのようです。
店は大混雑、嫌みな美術評論家や、食の評論家等、個性的な客に従業員たちは振り回されています。
そこへ、停電。
バーでは飲み物サービスが始まり、バーテンも大忙し。
ドキャメンタリータッチで、カメラは厨房、店内、ウード、ダンカン、ルイスを追っかけていきます。
おしゃれな会話、皮肉な会話、ヨダレが出そうな美味しそうな料理の数々。
ダンカンが少し心を入れ替えたかな、と示唆するシーンや、実は、ルイスはウードに店を譲る準備をしていたことが明かされ、二人は親子に戻って亡くなった母を忍ぶシーン等が織り込まれていきます。
そして、思いがけない結末。
音楽と料理が、じつに巧みなアンサンブルとなって、人生の機微が織り込むように描かれている秀作でした。
この監督でないと表現できない世界でした。
このDVDの特典には、レシピが付いていました。
きゃあ、美味しそうです。
舞台はほとんどレストランの中だけなのに、飽きさせずにちゃんと意外なラストまで用意されて~
出てくる料理はみんな美味しそうなものばかり、あのレストランに行ってみたくなりますね。
あそこって監督所有のレストランらしいですね。
はじめは、何が始まるのかしらと、不安な気持ちで見ていたけど、サスペンスと言っても良い内容でしたね。
始めに殺されてしまうエンリコさん、孫が大きいけど59歳っていっていたでしょ?
あれ、うちのダンナくらいだーと思ったら、変な気分だったわ。
すごく老いぼれて見えたものね。
父から息子へ世代代わりがテーマの作品、そう言う意味でも興味深かったです。