マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

きみがぼくを見つけた日

2010-05-15 09:03:00 | 映画ーDVD
ーきみがぼくを見つけた日ーTHE TIME TRAVELER'S WIFE
ロベルト・シュヴェンケ監督 ブラッド・ピット 製作総指揮 オードリー・ニッフェネガー原作 エリック・バナ(ヘンリー)レイチェル・マクアダムス(クレア)アーリス・ハワード(リチャード・デタンブル)ロン・リヴィングストン(ゴメス)スティーヴン・トボロウスキー(デヴィッド・ケンドリック医師)ジェーン・マクリーン(チャリス)ブルックリン・プルー(少女時代のクレア)

【解説】
異なる次元に引き裂かれる恋人たちの切ない運命を描き、アメリカで大ベストセラーとなった純愛小説を映画化。脚本は『ゴースト/ニューヨークの幻』のブルース・ジョエル・ルービン。主人公の恋人同士を『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムスと『ミュンヘン』のエリック・バナが演じている。製作総指揮にはブラッド・ピットも参加。時空を超える愛の行方と運命に打ち勝とうとする恋人たちの姿が感動を呼ぶ、珠玉のラブストーリー。

【あらすじ】
時空を旅する運命を背負うヘンリー(エリック・バナ)は、どんなときにどの時代のどこへ飛ぶのかは自分で選べない。秘密を抱えた孤独な人生を送る彼は、ある日、旅先の過去で、一人の少女に出会う。やがてヘンリーは、少女から美しい心の女性へと成長したクレア(レイチェル・マクアダムス)といつしか愛し合うようになるが……。(シネマトゥデイ)

【感想】
一度、飛行機の中で見始めましたが、うとうとしたりしていては、全くわからない作品。
今回、レンタルDVDでじっくり鑑賞しました。

最初は、何が起こっているのかよくわからない。
タイムトラベルものには禁じ手の、同一人物が同じ時間に存在しているし。
「これも、あり」という理解から見始めましょう。

☆ネタバレ
遺伝子が原因と思われる、時空を超えてしまうという特異体質のヘンリー(エリック・バナ)に出会った6歳のクレア(レイチェル・マクアダムス)。
クレアの恋はここから始まったのでした。

ヘンリーの時空の旅も、同じ場所に戻るという特性を持っていて、結局、同じ野原で二人は出会いを重ね、やがて、ヘンリーは死もここで迎えることになります。

複雑なようですが、「バタフライエフェクト」のようにその理くつはすんなりと受け入れられます。

ブラッド・ピットが製作にかかわっていて、「ベンジャミン・バトン」にも似ていますが、ベンジャミンと違って、ヘンリーはクレアと生きる道を模索します。

ひとつの疑問は、6歳のクレアに会ったのは、新婚初夜でタイムスリップしてしまったヘンリーでしたから、その恋は仕組まれたものという感じもします。
でも、このへんは運命だったことにして、見ていきたいところです。

ヘンリーの苦悩ははかりしれないものがありますが、その彼に恋して、結婚するクレアの苦労も並大抵ではありません。
いつ、そしていつまで…彼の不在の時間をどうやって過ごすのか。
クレアにとっても大きな課題でした。

そして、妊娠しても流産してしまう恐怖と、ヘンリーの重い決断。
クレアはどんなに絶望したことでしよう。

タイムトラベラーという特異なテーマの中にも、普遍的な愛情を描き出している、力のある作品でした。

ラストのシーンが、後半の重苦しさを払拭してくれるほどのできばえでした。
運命の野原で、みつけたもの。
それは、「タイムトラベラーの妻」(原題)だけのしあわせと言えるでしょう。

面白かったです。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
エリック・バナ (NAKAちゃん)
2010-05-23 11:03:53
数少ないエリック・バナ主演の映画で 彼見たさに映画館に行きましたが 良かったでしょう!!
ブラッドピットが関わっているというのも魅力。
もう一度 DVDで観てみたくなりました。
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NAKAちゃんへ (マダムよう)
2010-05-24 09:55:37
よかったわあ。
「バタフライエフェクト」も「ベンジャミン・バトン」も恋人との別れを選択しますが、ヘンリーは恋人との人生を選びます。
困難なのは、どの結婚も同じでしょう。
二人の努力が最後のシーンを導いてくれて、ほっとしました。
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