ー僕はラジオーRADIO
2003年 アメリカ
マイク・トーリン監督 キューバ・グッディング・Jr(ラジオ)エド・ハリス(ハロルド・ジョーンズ)アルフレ・ウッダード(ダニエルス校長)デブラ・ウィンガー(リンダ)S・エパサ・マーカーソン(マギー)クリス・マルケイ(フランク)サラ・ドリュー(メアリー)
【解説】
アメリカ最大の発行部数をほこるスポーツ専門雑誌が掲載した記事を基に、知的障害の青年とアメフトのコーチとの友情を描く感動作。“ラジオ”とニックネームがついたこの青年を演じるのは『ザ・エージェント』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したキューバ・グッディングJr.。彼を見守るコーチ役には『ポロック2人だけのアトリエ』の名優エド・ハリス。監督は『バーシティ・ブルース』のマイク・トーリン。ロケ地、サウスカロライナの町の住民がふんするユニークなエキストラにも注目。(シネマトゥデイ)
【あらすじ】
ハナ高校でコーチを務めるハロルド・ジョーンズ(エド・ハリス)は練習場のまわりをうろつく知的障害の青年(キューバ・グッディングJr.)が気になっていた。ある日、ボールを持って行かれたことに腹をたてたチームの生徒が彼に暴力をふるう。(シネマトゥデイ)
【感想】
この話、実話というところがぐっと真実みを帯びて深みを増します。
フットボールシーン、バスケットボールシーンもなかなかの迫力で、ただの「よいお話」で終わらせない、スタッフの実力もたいしたものです。
最初、コーチジョーンズ(エド・ハリス)がラジオに声をかけたのは、指導している高校のフットボールチームの生徒が、知的障害者で、いつも町をうろついているラジオ(本当の名前はジェームズ・ロバート・ケネディ、キューバ・グッディングJr.)をいじめて、怯えさせてすまなかったという贖罪の気持ちだったと思う。
あとで娘に語る、かつて障害を持っている人を見過ごしてしまった自分への悔恨の情もあったと思う。
でも、結局、人としてあたりまえのことをしたという気持ちが強いのではないかしら。
それがジョーンズの人間としての素晴らしいところだと思いました。
彼は、ラジオを普通の友達のように大切に受け入れたし、だから、ラジオもジョーンズを信頼したのだと思う。
ラジオのママも立派な人でした。
ラジオを心から愛して、でも、貧しくて働き詰めで…。
ただ、可愛がるだけではなく、ラジオの成長を喜べるお母さんでした。
ママの人生を思って、涙が出ます。
今の日本では、自分の学校の生徒でもない知的障害のある青年を教室に入れるなんて、考えられないことです。
でも、そうやって、健常者と障害のある人を隔てて、どうやって両者の理解が進むというのでしょう。
私は障害を持つ人とほとんど、接したことがありません。
だから、公共の場で会っても、何をどうしたらいいかもわかりません。
同じ社会に行きている人間同士なのに、恥ずかしいことです。
エド・ハリスもキューバ・グッディングJr.も素晴らしい演技でした。
デブラ・ウィンガーもジョーンズの奥さん役で出演していて、存在感があり、この作品に奥行きを与えていました。
2003年 アメリカ
マイク・トーリン監督 キューバ・グッディング・Jr(ラジオ)エド・ハリス(ハロルド・ジョーンズ)アルフレ・ウッダード(ダニエルス校長)デブラ・ウィンガー(リンダ)S・エパサ・マーカーソン(マギー)クリス・マルケイ(フランク)サラ・ドリュー(メアリー)
【解説】
アメリカ最大の発行部数をほこるスポーツ専門雑誌が掲載した記事を基に、知的障害の青年とアメフトのコーチとの友情を描く感動作。“ラジオ”とニックネームがついたこの青年を演じるのは『ザ・エージェント』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したキューバ・グッディングJr.。彼を見守るコーチ役には『ポロック2人だけのアトリエ』の名優エド・ハリス。監督は『バーシティ・ブルース』のマイク・トーリン。ロケ地、サウスカロライナの町の住民がふんするユニークなエキストラにも注目。(シネマトゥデイ)
【あらすじ】
ハナ高校でコーチを務めるハロルド・ジョーンズ(エド・ハリス)は練習場のまわりをうろつく知的障害の青年(キューバ・グッディングJr.)が気になっていた。ある日、ボールを持って行かれたことに腹をたてたチームの生徒が彼に暴力をふるう。(シネマトゥデイ)
【感想】
この話、実話というところがぐっと真実みを帯びて深みを増します。
フットボールシーン、バスケットボールシーンもなかなかの迫力で、ただの「よいお話」で終わらせない、スタッフの実力もたいしたものです。
最初、コーチジョーンズ(エド・ハリス)がラジオに声をかけたのは、指導している高校のフットボールチームの生徒が、知的障害者で、いつも町をうろついているラジオ(本当の名前はジェームズ・ロバート・ケネディ、キューバ・グッディングJr.)をいじめて、怯えさせてすまなかったという贖罪の気持ちだったと思う。
あとで娘に語る、かつて障害を持っている人を見過ごしてしまった自分への悔恨の情もあったと思う。
でも、結局、人としてあたりまえのことをしたという気持ちが強いのではないかしら。
それがジョーンズの人間としての素晴らしいところだと思いました。
彼は、ラジオを普通の友達のように大切に受け入れたし、だから、ラジオもジョーンズを信頼したのだと思う。
ラジオのママも立派な人でした。
ラジオを心から愛して、でも、貧しくて働き詰めで…。
ただ、可愛がるだけではなく、ラジオの成長を喜べるお母さんでした。
ママの人生を思って、涙が出ます。
今の日本では、自分の学校の生徒でもない知的障害のある青年を教室に入れるなんて、考えられないことです。
でも、そうやって、健常者と障害のある人を隔てて、どうやって両者の理解が進むというのでしょう。
私は障害を持つ人とほとんど、接したことがありません。
だから、公共の場で会っても、何をどうしたらいいかもわかりません。
同じ社会に行きている人間同士なのに、恥ずかしいことです。
エド・ハリスもキューバ・グッディングJr.も素晴らしい演技でした。
デブラ・ウィンガーもジョーンズの奥さん役で出演していて、存在感があり、この作品に奥行きを与えていました。