マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

(500)日のサマー

2010-08-01 12:42:20 | 映画ーDVD

(500)日のサマーー(500) DAYS OF SUMMER

2009年 アメリカ

 

マーク・ウェブ監督 ジョセフ・ゴードン=レヴィット(トム・ハンセン)ゾーイ・デシャネル(サマー・フィン)ジェフリー・エアンド(マッケンジー)マシュー・グレイ・ガブラー(ポール)クロエ・グレース・モレッツ(レイチェル・ハンセン)クラーク・グレッグ(ヴァンス)レイチェル・ボストン(アリソン)ミンカ・ケリー(オータム)パトリシア・ベルチャー(ミリー)

 

【解説】

運命の恋を信じる男と信じない女が繰り広げる、ちょっぴりほろ苦くてユニークな恋愛コメディー。『セントアンナの奇跡』のジョセフ・ゴードン=レヴィットふんする男性の視点から、愛する人との異なる恋愛観に翻弄(ほんろう)される20代の男のリアルな姿をつづる。キュートな相手役には、『ハプニング』のゾーイ・デシャネル。初メガホンを取ったマーク・ウェブ監督はミュージック・ビデオ出身らしく、音楽から会話に至るまでセンスのいい演出が際立つ。

 

【あらすじ】

グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新入りのサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目ぼれしてしまう。ある日、好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「これは、ボーイミーツガールの物語である」とか

「恋愛物語ではない」とか

「ビッチ」とか、冒頭に語られるナレーションが面白い。

劇中にもいろいろ挟まれるんだけど、とてもユーモラスです。

 

「インセプション」でもいい演技をしていたジョセフ・ゴードン=レヴィットが主演。

 

サマー(ゾーイ・デシャネル)という娘をトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が見初めてからの500日間の出来事、という作品ですが、時系列で語られるのではなく、脈絡のない時系列で進んでいきます。

というもの、トムの印象で語られているから。

トムが、ある出来事を思い出すと、それがいい思い出だとしても、そのあとには、最悪の思い出を連想してしまうからです。

トムの印象の中のサマーは、ロボットのように感情のない、ただかわいいだけの女の子です。

それにしても、サマーを演じるゾーイの素敵なこと!!

お人形さんみたいです。

 

☆ネタバレ

サマーはそのかわいいお顔に反して、超現実主義で恋なんて信じていません。

長続きするはずがないことを知っているから。

 

トムにも「付き合う気はないの、お友達でいましょう」とつれない。

それでも観客は、トムの恋が成就することを祈らずにいられません。

トムは運命の出会いを信じていて、ひたすらロマンティックで、ひたすら一途ですもの。

 

そしてある日、サマーが一方的に別れを宣言する。

サマーの様子をちょっと観察していると、わかることなんだけどね。

 

トムには何が何だかわからず、苦しみ悶える。

レイチェルというトムの年の離れた妹が、的確なアドバイスをします。

女は子供の時から、しっかりしているわ。

 

この作品は、男子目線の恋愛映画です。

そんなもの誰が見るか、というテーマですが、私にはなかなか新鮮でした。

 

というのも、私にはサマーの行動がとてもよくわかったからです。

トムにはなくて、婚約者にはあるものが、女にははっきりわかるのよね。

トムから描いているのに、サマーの心情がよくわかるって、この作品はとてもよくできていると思いました。

 

トムがこの恋愛の失敗から、多くのことを学び、つぎのステップに行けますように。

…無理かなあ?

(女は、男と違って、一筋縄ではいかない複雑な生き物だし、ヒントは絶対くれないからね)

 

 



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