マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ヘイヴン 堕ちた楽園

2008-02-03 10:42:24 | 映画ーTV
ーヘイヴン 堕ちた楽園ー原題=HAVEN
2004年 アメリカ/イギリス/ドイツ/スペイン フランク・E・フラワーズ監督 オーランド・ブルーム(シャイ)ビル・パクストン(カール・リドリー)スティーヴン・ディレイン(アレン氏)ゾーイ・サルダナ(アンドレア)ラズ・アドティ(リッチー・リッチ)アグネス・ブルックナー(ピッパ・リドリー)ヴィクター・ラサック(フリッツ)リー・イングルビー(パトリック)アンソニー・マッキー(ハンマー)

【解説】
カリブ海のケイマン諸島を舞台に、裕福な家の娘と恋に落ちた青年、脱税の罪でFBIに追われて島にやって来たビジネスマンとその娘らの運命が交錯するスリリングな人間ドラマ。監督はケイマン諸島出身で本作が長編デビューとなるフランク・E・フラワーズ。出演は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのオーランド・ブルーム。何人ものキャラクターの物語が絡み合う構成と、製作にも名を連ねたオーランドの熱演に注目。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
ビジネスマンのカール(ビル・パクストン)は脱税の容疑でFBIに家宅捜査されることを知り、愛娘のピッパ(アグネス・ブルックナー)を連れてケイマン諸島へ逃亡した。一方、島の青年シャイ(オーランド・ブルーム)は、裕福な家の娘アンドレア(ゾーイ・サルダナ)と結ばれるが、一転して暴行容疑をかけられてしまう。(シネマトゥデイ)

【感想】
マイアミから、脱税容疑をかけられて、ケイマン諸島へ逃げてきたリドリー(ビル・パクストン)とピッパ(アグネス・ブルックナー)親子。
一方、シマ育ちで不幸な過去を持つシャイ(オーランド・ブルーム)とアンドレア(ゾーイ・サルダナ)の若いカップルの悲恋。
この二つのお話が、美しいケイマン諸島の自然を背景にして描かれていきます。

ケイマン諸島は、映画によく登場しますね。
マネーロンダリングが行われているところみたいですね。
今回のこの映画では、「昔ある船が難破して、この地にたどりついた。島の人たちは、一生懸命救助した。乗組員の中にイギリス王の息子がいて、感謝した王様は、この地の住人からは未来永劫税金をとらないと約束した」と言っていました。

とにかく、島の自然の美しいところと、外国から観光客や犯罪に絡んだ汚い人たちが入り込んで島をめちゃくちゃにしている現実と、それがこの映画のテーマだと思いました。
監督もこの島出身らしいですね。
島の現状を嘆いているのでしょう。

さて、シャイとアンドレアの悲恋は、まるロミオとジュリエットのようでした。
わりと単純で、新鮮さにかけるような気もしました。

リドリーのストーリーは、ピッパの一夜のお話へと発展していって、登場人物も複雑で裏切りの連続だし、わかりにくいものでした。

シャイの物語とは、直接関係がないし、なんかまとまりがなかったと思いました。
観客が何が重要な情報で、何が必要ないのか、迷ってしまいます。

あとで、がーっと説明していくのですが、説明するくらいなら、最初から時系列をずらす必要はなかったのにと思いました。

オーランド・ブルームは、こういうシリアスな映画でも妙に明るくて、浮いている感じがするのは私だけでしょうか。
「ケリー・ザ・ギャング」の時もそう思いました。
「エリザベスタウン」みたいな映画なら、とても感じがいいと思ったんだけど。

彼の人柄のよさが、にじみ出てしまうのか、私がそう見てしまうのか?

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (puchika)
2008-02-04 20:01:58
ちょっとお久しぶりです!okoさんのとこでお大事に~ってありがとうございました!
おかげさまであとは咳だけ!母が寝込むとつらいです~~~。

オーランドとこの島の綺麗は風景が見たいって思った映画です。話に悲しさが出てるのは島のことも入ってるんですね~~。環境問題っていろいろ映画に表現っされる事が最近多いですよね。
この風景を見て行ってみたいって思っても、荒らしてほしくないですね~~~。
返信する
プチちゃんへ (よう)
2008-02-05 09:14:57
>母が寝込むとつらいです~~~。
ほんとね、こじらさないようにお大事にしてね。
まだまだ寒いから。

これは環境問題ではなく、ケイマン諸島の税金がかからないというシステムが、マフィアや他の犯罪で儲けた人たちの汚いお金を隠す役割を果たしていることへの嘆きです。

しかも、島の産業は観光だけで、外から来てお金を落としていく観光客が、また、島の環境もそうだけど、人々の心も踏みにじっていく。
若い人たちは麻薬や暴力ですさんでいく、という背景を描いた映画でした。

その中でオーリーはとても心の純粋な男の子を演じていたのですが…
あとは、自分で見て、ぜひ感想を聞かせてね。
返信する
おじゃまします (ピロEK)
2008-02-17 15:33:54
おじゃまします。

>彼の人柄のよさが、にじみ出てしまうのか、私がそう見てしまうのか?

それがこの俳優さんの良さであり、つまらなさなんでしょうねぇ。
今のところオーランド・ブルームの現代劇にアタリ無しと思っているピロEKです。
コスプレ作品だと割とイインダケどねぇ。

では、また来させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
返信する
ピロEKさんへ (よう)
2008-02-18 09:16:05
私も賛成します。
オーランドには、もう少し頑張ってもらいたいですね。
やはり、LOTRのレゴラスがいまのところ最高ですかね。

また、遊びに来てくださいね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。