親の役割

親の役割

 

政府では、「子ども家庭庁」を創設し、子どもの意見を聞き、子どもに寄り添うと言う。

子どもと大人の関係は、どのようなものなのかを十分に理解しているとは思えない。

 

親の役割は、子どもが社会で生きていける様に、十分な力をつけて送り出すことであろう。その間には子どもの意見に沿えないこともあるであろう。しかし十分な信頼の上で、子どもに納得させて、自分の生きる道を見つけ出させることである。

 

子ども家庭庁の、子どもの意見を聞くことに反対ではない。しかし意見を聞くことで、子どもに寄り添っているとするのは、子どもの成長を十分に理解していない者の発想である。最初から言い訳のための子どもに寄り添う姿勢はいらない。

 

親の役割を十分理解し、本当になすべき道を探らなくてはならない。子どもは個性がある。従って各家庭で、十分なな教育や指導が行われなければ、公的な均一な指導は役に立たない。

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連休の山の事故

連休の山の事故

 

毎年起こる連休の山の事故。心配をしていたが、今年も既に起こっている。

北アルプスの針ノ木岳と穂高で起こり、5人ほどが亡くなったようだ。

 

4月の終わりから5月になると、平地では春であるが、2500m.を超える山では、いつ冬山になるか分からない。下で見ていると何も分からないが、強い風であったり、湿った雪であったりする。湿った雪は、真冬の乾いた雪よりも厄介で、体温を奪われるし、その後凍るとアイスバーンになり、滑りやすくなるし、固まっていないと歩きにくい。多くの体力が奪われ、意外に滑落の原因になることがある。

 

山は、平地で見ていると感覚が鈍り、何とかなると思いやすい。しかし実際の場面に出会うと、とんでもない想像を超えることになる。学生時代に冬山にも行き、その後の勤務地もそれなりの雪の世界であった。雪山は感覚が大切である。危険を察知する感覚を養ってから、十分に注意する必要がある。

 

遭難は、救助も大変で多くの人に迷惑がかかる。

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