子どもたちの苦しみ

子どもたちの苦しみ

 

最近発表された資料で、小・中・高校生の自殺が2022年に514人あったと言う。それから推察すると、自殺を考える自児童生徒はその30倍程度はあると思われる。この様な生きにくい世界は、いろいろ原因があると思われるが、子どもの意欲に大きな原因があると思われる。

 

子どもが生まれて授乳期から始まる人間関係が、子どもの成長期に大きな影を落としている。親がよそに気を取られながら授乳をしたり、泣いても十分に相手をしてもらえなかったりすると、子どもは自分の存在を肯定的に捉えられない。無意識の中で自分の存在意義に、疑問を持っている。

 

自由に遊びだしたい頃に、いろいろ否定されると意欲が低くなる。親はこの頃には子どもより圧倒的に力が大きいので、子どもを押し付けていても気が付かないで過ごす。

 

子ども支援も大切ではあるが、子どもの意欲を育てる方法を探さないと、結婚も所帯を持つことも面倒がる人々が増えるだけである。子どもの自殺の多さの線上に、少子化の原因もある様に思われる。

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