連休の山の事故

連休の山の事故

 

毎年起こる連休の山の事故。心配をしていたが、今年も既に起こっている。

北アルプスの針ノ木岳と穂高で起こり、5人ほどが亡くなったようだ。

 

4月の終わりから5月になると、平地では春であるが、2500m.を超える山では、いつ冬山になるか分からない。下で見ていると何も分からないが、強い風であったり、湿った雪であったりする。湿った雪は、真冬の乾いた雪よりも厄介で、体温を奪われるし、その後凍るとアイスバーンになり、滑りやすくなるし、固まっていないと歩きにくい。多くの体力が奪われ、意外に滑落の原因になることがある。

 

山は、平地で見ていると感覚が鈍り、何とかなると思いやすい。しかし実際の場面に出会うと、とんでもない想像を超えることになる。学生時代に冬山にも行き、その後の勤務地もそれなりの雪の世界であった。雪山は感覚が大切である。危険を察知する感覚を養ってから、十分に注意する必要がある。

 

遭難は、救助も大変で多くの人に迷惑がかかる。

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