金森正臣先生のカンボジアの文化・教育・食べ歩き体験記
金森先生のカンボジア日記
死に欲
死に欲
どこかの大きな私立大学のトップが、自分の大学から多額の金額を横領していたようである。最近テレビで話題になっている。
この大学は、以前にスポーツの他大学との試合で不適切な行為があり、コーチが辞任した。しかしこのコーチは間もなく、大学の理事に返り咲き、理事長に多額の大学の金を流していた。理事長の奥さんは、料理屋をしており、ここで多くのことが行われていたようである。
昔から日本には、「死に欲」という言葉がある。
私もいくつかの例を、身近で見てきた。あるおばあさんは死後の納棺の折に布団の下から、沢山の札が見つかった。またある人は死が近くなって、欲深くなって一族が困っていた。
このように死が近くなって欲をかくのを「死に欲」と言っている。何故このようなことが起こるかと言うと、本人の心の貧しさである。自分の中に頼れる内容がなく、お金などに頼ろうとする。自分が食べる以上にお金があっても、冥途には持って行けない。このような自然の単純なことを理解できないからであろう。大学のトップがこのような人では、教育の内容は知れている。あるテレビの番組で、この大学の卒業生のタレント女医さんが、大学の学生生活はとてもよかったと言っていたが、これもこの大学の程度を表している。彼女は他の大学と比較するほどの経験も持っていないから、単に自己満足にすぎない。医学はもっと客観的な知識が必要であろう。
人生は自分のもの、必要な自己訓練をしておこう。
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