プチュンバンのお寺参り 7 お坊さんへの寄進

プチュンバンのお寺参り 7 お坊さんへの寄進  金森正臣(2006.11.14.)

写真:お寺に着くと、ご飯やご馳走を寄進した後、一つのお盆に持ってきた料理の一部分を盛り付けて、お坊さんのところに持って行く。お坊さんの前に差し出すと、お坊さんはお盆に手を添えて、寄進者に幸いが有る様に経を唱える。お坊さんはここでは食べないので、寄進者はまたもとの寄進した器に戻しに行く。お坊さんの前には、料理ばかりではなく、缶詰やインスタントラーメン、スナックなど色々な物が寄進される。これはお坊さんの物になる様だ。近親者がお坊さんになっていると、このときに差し入れに行ったりする。その他には、お金が寄進される。しかしお金はお坊さんが触ってはいけないので(修行が振り出しに戻ると言われている。女性に触るのも同じ。)奥に見えるお寺の世話係の男性が、お金の始末を引き受ける。お坊さんは、寄進されたものには、全て経を唱えて、寄進者の幸運を祈る。

 托鉢の時にも、お坊さんはお金には触らないので、少年や男たちが付いて歩き、首からかけた袋にお金などを入れる。でも、町では買い物しているお坊さんも見るけど、どうなっているのだろう。修行やお寺の行事以外の時には、お金に触っても差し支えないのだろうか?
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