果物 6 アボガド 

  金森正臣(2006.06.26.)

写真:アボガドがなっているところ。こんな木で沢山なっている。家の庭の片隅にある5メートルぐらいの木。そんなに太いわけでもない。それにしても良くなっている。木を見るのは初めて。当然なっているところも初めて。写真で見たことも無かった。カンボジアのモンドルキリ地方で。

 アボガドはカンボジアでも売っているが、あまりまともな物にあったことは無かった。チョット古くて、中が美味くないのが多かったから、カンボジアでは採れないのかと思っていた。ところが、モンドルキリでは、あちらこちらの庭にアボガドの木があり、どれも良くなっていた。これならもっと美味しいアボガドを食べたい。でもきちんとした農場ではないから、消毒などが不十分で、虫などが入るのであろうか。

 そもそもアボガドは、果物に入れるのが適当かどうかは分からない。私が最初にアボガドにあったのは、もう30年近くも前に南米のコロンビアの首都ボゴタの市場である。野菜のコーナーに店を出していたインディオのおばさんが、塩をつけてガリガリと齧っていた。最近日本で売っているような、外の皮を剥けば柔らかいような物ではなかった。知識が無くてなんだか分からなかったが、一つ貰って齧ってみた。かなり青臭く強烈な味であったことは覚えているが、クリーミーではなかった。同行していた植物専門の友達が、教えてくれた。そのまま齧っていたので、なんとなくフルーツのイメージ。でも最近は、マヨネーズと混ぜて調味料になったり、寿司ダネになったりで野菜的?ボゴタでは、レストランでクリーミーなものが出されて、各自がスープにスプーンで削り込んでいた。なかなか濃厚になって美味い。さらに、脇についているボーイが大きな容器を持って何か言っているので、首を振ったら、OKと思ったらしく、大きなお玉で、クリームをドットばかり入れてくれた。こうなると濃厚過ぎる。如何せんスペイン語は、全く理解できなかったから致し方ない。
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