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金森先生のカンボジア日記

金森正臣先生のカンボジアの文化・教育・食べ歩き体験記

いじめ問題 2

2024年05月24日 | 自然現象

いじめ問題 2

 

子どもの記憶に残らない、3歳以前の問題。

 

子どもの体の成長は、獲得する様々な問題と関連している。1歳終わりごろから同じ年齢の子どもと遊べるようになる。しかし友人と言う感覚は無く、一緒に群れているように見える。

 

この時代の子どもの体の特徴は、まだ様々な関節は成長段階で、極めて緩い。このためにこぶしなどを握っても、硬くは握れない。この特徴が争いの起きた時に、怪我などをしないための特徴と見ることが出来る。また頭の位置は低く、転がっても大きな怪我をすることは少ない。見ていると、ころがるときはコロリと言った状態で、頭に大きな衝撃は無いように見える。

 

この時代には、お互いに自分の思ったように行動する。従って、喧嘩も起き、砂をかけたり、水をかけたりなどすることがある。しかし相手も仕返しをするから、仕返しがあることも次第に理解する。この様にして自分の行動の結果の次第も理解できるようになる。

 

この時代には大きな喧嘩にはならず、いろいろな結果があることを理解する程度であろう。この様な理解が次の段階で役に立ってくる。また乱暴な行いに対して、大人は将来乱暴な人間になると心配することもあるが、そのような結果にはならない。何故ならば、子どもたちはこのころの記憶はほとんど残っていない。またその後に乱暴の影響も残っていることは少ない。


いじめ問題 1

2024年05月23日 | 自然現象

いじめ問題 1

 

いじめやいじめによる自殺問題は、未だに解決の糸口が現れない。これは対処の根本問題が誤っているからであろう。

大阪府の寝屋川市では、教育委員会とは関係のない場所に監察課を設置し、問題の相談に乗るようになったと言う報道があった。

確かにこれは一つの進化で、教育員会や学校関係の外に出たのはそれなりの効果があるであろう。

しかし根本の問題には至らない、対症療法でしかない。日本の教育問題に関わる人々は、あまりに子どもの成長の観察が乏しい。いろいろの理論の研究も良いが、実戦は子どもの観察から始めなければならない。

 

子どもには、成長の段階によって獲得しなければならない課題がある。これらの段階の分け方は、見る視点によって変わる。

 

大きく分けると、子どもの時代の記憶が残らない3歳以前とその後はかなり異なる。また性ホルモンが働き始める6歳ごろからは、またかなり異なる問題が始まる。

日本の教育の研究者は、あまり純粋に子どもの観察をしたことが無いように思われる。

 


カメムシの思い出

2024年05月22日 | 自然現象

カメムシの思い出

 

今年はカメムシが大発生と言う。

カメムシには昔苦い思い出がある。

 

大学生の頃谷川岳に、白樺小屋と言う山岳部の小屋があった。もとは谷川岳の東側の一ノ倉の出口にあって、地図にも載っていた。しかし雪崩で流されて、我々の頃(1960年頃)には、南側の谷川温泉の近くにあった。小屋の周りには冬用の薪が積まれており、秋に行くと薪を家に取り込み使うことになる。

 

1年生の時だったと思うが、上級生2人と小屋に行き、薪を取り込んで夜になった。食事を済ませて、寝袋に入って寝ていた。突然ものすごい刺激にあって、眼が覚めた。何と口の中にカメムシが入っていたのだ。

 

カメムシは寒くなって家の窓の隙間などに挟まっており、さらに持ち込んだ薪の間にも挟まっていた。ストーブを炊いて温度が上がり、ものすごい数のカメムシが部屋を飛び回っていた。口をあいて寝ていたらしく、飛び込んできたのであろう。

 

東南アジアでは、カメムシの仲間のタガメを食用にしている。カンボジアではやや大型のタガメであるが、市場やビヤガーデンなどで売られている。タイでは焼きそばなどに粉にして振りかける。カメムシほどでは無いがわずかに臭いがあり、これが庶民に好まれている。


ホトトギス

2024年05月19日 | 自然現象

ホトトギス2

 

昨日のホトトギスには。平安時代に「ほととぎす鳴きつる方を眺むれば、ただ有明(ありあけ)の月ぞ残れる」と言う歌がある。これは「千載和歌集」に載っている、後徳大寺左大臣の歌である。)

千載和歌集は、平安時代の勅撰和歌集の一つ。更にこれの狂歌として、「ホトトギス 鳴きつる方を眺めれば、後徳大寺の有明の顔」と言うのがある。

いずれも、ホトトギスが夜でも鳴きながら飛びまわるさまを表している。


ホトトギス

2024年05月18日 | 自然現象

ホトトギス

 

今朝の散歩で、公園でホトトギスの声を聴いた。周囲には中学校の森があり、神社の森もある。今までホトトギスの声を聴いたことは無かった。この時期ホトトギスは、北の繁殖地へ(托卵鳥だから巣は作らない)移動する時期である。

 

菅平にいた頃、カッコウは5月17日に到着するとほぼ決まっていた。天候などが悪いと1日ぐらいのズレは有ったが、ほぼ毎年同じであった。いかしホトホギスは、カッコウよりルーズで、あまり正確には来なかった気がする。懐かしく声を聴いた。


雨に弱くなった

2024年05月17日 | 自然現象

雨に弱くなった

 

月曜日の雨から、調子を落とし、なかなか回復していない。アフリカ時代は1日の温度格差が30度ぐらい有っても平気だったが、最近は気温差に弱い。これは年による体力の低下であろうと、楽しみながら過ごしている。仕事もなく、休めば良いのだから。

 

時々耳も聞こえ辛くなる。気圧の変化や体調の変化によると思われる。気圧が変わると脈拍が変わり、体調が変わる。それについて行くのにやや苦労することもある。生きているといろいろ色変化があり、対応するのに工夫がいる。散歩をしながら、鳥などの声を聴き、自分の調子を見極める。遠くから渡ってきたオオヨシキリなどの声を聴くと、カンボジア時代を思い出す。ホテルの脇のヨシ原にいて、いつも聞いていたから。その声の聞こえ方によって、調子を知ることもできる。ボチボチ行くのが楽しい。


遅い降雪

2024年05月10日 | 自然現象

遅い降雪

 

昨日長野県などで雪が降ったと言う。かなり遅い降雪であろう。私は初任地が長野県の菅平で、13年間を過ごした。その間に1960年の後半であったと思うが、6月中旬に雪がかなり降ったことがあった。ドイツトウヒの新芽は、30センチ以上伸びていたが、全て新芽は枯れた。その後再び芽が伸びて、生き残った。後年、切る機会があって年輪を調べたら、その年は非常に狭い年輪になっていた。歴史的建造物の木の年代などを調べられるのは、この様な異常気象が時々起きているからであろう。

 

そのころ八ヶ岳で調査をしており、八ヶ岳でも雪が降った。その結果、ブナとミズナラの分布の標高差が理解できるところとなった。ブナは一斉に芽を出し、降雪による被害は大きい。しかしミズナラは、部分ごとに芽の伸びが異なり、一斉には枯れない。その結果ミズナラは、ブナよりも標高の高いところまで分布できることが理解できた。異常な気象などは、いろいろな問題を教えてくれる。


認知症の増加

2024年05月09日 | 自然現象

認知症の増加

 

ニュースで認知症の人口が増えると報告されている。今後はさらに増えると問題になっている。実際には、現在とは異なる認知症が増える可能性が高い。

 

現在は、成長期に体験が少なく、間接的体験で過ごすことが多い。特に学校でもIT教育が盛んになり、直接体験は少なくなっている。特に体験しなくてもいろいろ理解した気分になっている。直接の体験は、記憶に深く残り、忘れて行く記憶を補完することが出来る。この直接体験が少なくなると、現在とは異なった認知症が増えることになろう。


事例で学ぶ児童生徒の支援

2024年05月08日 | 自然現象

事例で学ぶ児童生徒の支援

 

今年度の第2回の研究会を、下記のように行います。

事例で学ぶ児童生徒の支援 2024年度第2回 5月12日(日)13時30分~15時30分

場所 ・安城カウンセリングルーム  

安城市御幸本町10-5 シャンボール安城1103号室  

 *JAあいち中央の西側マンションの11階です。駐車場はアンフォーレの駐車場(2時間無料)、又は、御幸本町市営駐車場を使ってください。徒歩1~2分です。

世話人:安城カウンセリングルーム主宰 杉浦ひろみ 080-5165-9824

先席に5月1日に詳細をお知らせしています。

 

児童生徒の支援は、支援者の平常心が大事です。自分の抱えている無意識の問題を考えながら、平常心の保ち方も勉強しましょう。これは人生における大切な探求になります。


心の平穏

2024年05月03日 | 自然現象

心の平穏

 

ゴールデンウイーク後半に入り、皆さん如何お過ごしですか。

現代社会は、各地で紛争が起き、庶民が怒りに震えている様に見えます。

江戸時代に静岡県の沼津の近くいた、「白隠禅師」の話として、怒りこそが地獄であると言う話が有ります。

 

現在は動物生態学から見ると、数が増えすぎ過密状態で、それぞれがストレスを抱えています。副腎が肥大し、アドレナリンが出やすくなっています。そのためすぐに攻撃的になり、お互いにつつきあいが始まります。皆さん自分の心を見つめ、平常心で暮らすのが一番の幸せだと思います。怒りを持たないようにしましょう。これが意外に難しいのですが。