“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「植物はおいしい」(田中 修著/筑摩書房)

2019-08-23 09:30:27 |    生物・医学

 

<新刊情報>

 

書名:植物はおいしい~身近な植物の知られざる秘密~

著者:田中 修 

発行:筑摩書房(ちくま新書)    

 季節ごとの旬の食材植物から驚きの新品種、香りの効能、認知症予防まで、「食べる植物」の「すごい」「おもしろい」「ふしぎ」な話題を豊富にご紹介。

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★科学技術ニュース★NEDOとストリームテクノロジ、超低消費電力ストリームデータ圧縮技術のLSI実装に成功

2019-08-23 09:30:05 |    電気・電子工学

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とストリームテクノロジは、センサーやデバイスから流れ続けるデータ(ストリームデータ)を一切止めること無く、連続的にロスレス圧縮できる技術「LCA-DLT」を、大規模集積回路(LSI)に実装することに成功し、IoT向け小型コンピューター用の圧縮アクセラレーターとして、従来比1/30という超低消費電力を実現した。

 今後、ストリームテクノロジは、開発したLSIの事業化を進め、IoTデバイスとクラウド間の通信の低消費電力化、高速化を目指す。

 また、同社は、LCA-DLTを実装済のFPGAを搭載した「ストリームデータ圧縮評価キット」を開発、販売を開始した。    ICT機器の間で交換される情報は、人の動きや経済情報、映像、音声といった流れ続けるデータ(ストリームデータ)であり、一度メモリやストレージに保存してから処理するのではなく、生み出された瞬間に処理しなければならないことが特徴。今後、データ流量の大幅な削減は難しい一方で、大量に流れ続けるデータをICT機器の間で安定的に交換し続けるためには、より高速な情報の通信技術が必要になってくる。

 2018年3月、NEDOが、経済産業省およびIoT推進ラボと共催した、第5回「先進的IoTプロジェクト選考会議(IoT Lab Selection)」において、ストリームテクノロジがファイナリストに選定された。その後、NEDOとストリームテクノロジは、2018年度からIoT機器向けのデータ圧縮用大規模集積回路(LSI)をテーマとする研究開発に取り組み、ストリームデータ圧縮LSIの実装・評価と評価キットの開発を進めてきた。

 そして今般、NEDOとストリームテクノロジは、センサーやデバイスからのストリームデータを一切止めること無く、連続的にロスレス圧縮できる技術「LCA-DLT(Lowest Common Ancestor-Dynamic Lookup Table)」を、LSIに実装することに成功した。

 これによりRaspberry PiやArduinoといったIoT向け小型コンピューター用の圧縮アクセラレーターとして利用した場合、小型コンピューター搭載のプロセッサでLCA-DLTのアルゴリズムを実行した場合と比べて1/30という超低消費電力を実現した。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「図解!本気の製造業『原価計算』実務入門」(吉川武文著/日刊工業新聞社)

2019-08-23 09:29:40 |    企業経営

 

<新刊情報>

 

書名:図解!本気の製造業「原価計算」実務入門~付加価値と生産性を見える化してますか?~

著者:吉川武文  

編集:王子経営研究会

発行:日刊工業新聞社  

 同書は、「原価計算」の仕組みと目的を改めて紹介する入門書。損益計算書と貸借対照表の関係、損益分岐点の分析、損益までの勘定連絡図、さらに変動費の原価計算、原価差異の把握、そして月次処理の仕訳に至るまで、丁寧に解説する。

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