<新刊情報>
書名:ある物理学者の回想~湯川秀樹と長い戦後日本~
著者:佐藤文隆
発行:青土社
山形から湯川にあこがれて京都大学に入学した青年は、戦後日本の変化を巨人の傍らで見続けてきた。物理学のうつりかわり、科学そのものの意味の変貌、そしてそのなかで出会ってきたさまざま人たち――。現代を代表する物理学者がつぶさに見てきた、もうひとつの戦後日本の姿。
<新刊情報>
書名:ある物理学者の回想~湯川秀樹と長い戦後日本~
著者:佐藤文隆
発行:青土社
山形から湯川にあこがれて京都大学に入学した青年は、戦後日本の変化を巨人の傍らで見続けてきた。物理学のうつりかわり、科学そのものの意味の変貌、そしてそのなかで出会ってきたさまざま人たち――。現代を代表する物理学者がつぶさに見てきた、もうひとつの戦後日本の姿。
産業技術総合研究所(産総研)地質調査総合センター 地質情報研究部門地殻岩石研究グループ 遠藤 俊祐 客員研究員 兼島根大学准教授と高知大学横山 俊治 名誉教授は、高知県北部の「本山」地域での地質調査・研究の成果として、世界が注目する変成岩の地質構造を示した5万分の1地質図幅「本山」を刊行する。
ジュラ紀から白亜紀(約2億年前から9000万年前)の時代、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む場所「沈み込み帯」では、海洋プレート上の堆積物や岩石が地下10-60 kmの深さまで引きずり込まれ、大陸の下に付加した。
この一連の過程を経験した岩石が四国山地の一角である本山地域に、複雑に折り重なった地質構造として露出していることを同研究で明らかにした。 さらに、多数の地すべり地形がこれらの地層にあり、地形や地質と密接な関係があることを示した。
地質図幅「本山」の刊行により、本山地域において地下深部を旅してきた各時代の岩石の分布や構造が明確になった。
この地質図幅を手に、直接見て、触れられるプレート沈み込み帯深部の世界へアクセスできる。また、学術研究の基礎資料としてだけでなく、防災・減災対策、土木・建築、観光資源などへの活用が期待される。
<新刊情報>
書名:しっかり学ぶ 化学熱力学~エントロピーはなぜ増えるのか~
書名:石原顕光
発行:裳華房
化学熱力学の教科書を読んでも、講義を受けても、きちんと理解できたような気がしない。でも、“どこがわからない”のかもわからない。そんな悩める読者のために、化学熱力学について長年考え続けてきた著者が、自らの探究過程をたどりながら、“どこが理解しづらいのか”“どこでつまずきがちなのか”を示し、現場で使いこなすための化学熱力学を懇切ていねいに解説したユニークなテキスト。