“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ファーウェイと米中5G戦争」(近藤大介著/講談社)

2019-08-07 09:47:06 |    通信工学

 

<新刊情報>

 

書名:ファーウェイと米中5G戦争

著者:近藤大介

発行:講談社(講談社+α新書)

 目前に迫った5G時代。いままでの4Gよりも圧倒的な超高速、大容量、低遅延、多接続を実現する5Gの出現は、社会の姿を大きく変える。その5Gで現在トップを走っている企業が、中国・ファーウェイ。このままでは現在優位に立っている技術覇権の座を中国に奪われることに強い危機感を覚えたトランプ政権内の「軍事強硬派」が仕掛けたのが、ファーウェイ叩きの真相だ。日本も無関係ではいられない。今後の世界経済の趨勢を握る米中ハイテク戦争の行方とは。

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★科学技術ニュース★NEC、空飛ぶクルマの試作機の浮上実験に成功

2019-08-07 09:42:17 |    輸送機器工学

 NECは、近未来型の空飛ぶクルマにおける機体管理の機能や飛行特性を把握するために試作機を開発し、NEC 我孫子事業場(千葉県我孫子市)に新設した実験場で浮上実験に成功した。    

 NECは、これまで、経済産業省と国土交通省が設立した「空の移動革命に向けた官民協議会」へ参画するとともに、日本発の空飛ぶクルマの開発活動団体「CARTIVATOR(カーティベーター)」を運営する一般社団法人「CARTIVATOR Resource Management」とスポンサー契約を締結し、「空飛ぶクルマ」の機体開発の支援などを進めている。

 また、NECは、航空・宇宙分野における航空管制システム・衛星運用システムなどで培ってきた管制技術や無線通信技術、無人航空機の飛行制御技術の開発実績および重要インフラ分野でのサイバーセキュリティ対策に関する知見を有しており、これらの技術・知見を活用して、空飛ぶクルマのための新たな移動環境の実現に向けた検討を進めている。

 今回、NECが開発した試作機のサイズは、全長約3.9m・幅3.7m・高さ約1.3m。空飛ぶクルマに必要となる、自律飛行や機体位置情報把握(GPS)を含む飛行制御ソフトウェアおよび推進装置であるモータドライバなどを新たに開発し、同試作機に搭載。そして、新設した実験場において、試作機の浮上に成功した。

 

 

 

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ネットワーク化制御」(永原正章、岡野訓尚、小蔵正輝、若生将史著/コロナ社)

2019-08-07 09:41:57 |    通信工学

 

<新刊情報>

 

書名:ネットワーク化制御

編著:永原正章  

著者:岡野訓尚、小蔵正輝、若生将史

発行:コロナ社    

 制御対象と制御器を通信ネットワークが結ぶネットワーク制御は、サイバーフィジカルシステムやIoTの基幹をなす技術。同書では、その制御理論について、初歩から最先端の話題までを、初学者にもわかりやすく解説。

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