“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「動物園から未来を変える」(川端裕人、本田公夫著/亜紀書房)

2019-08-12 09:30:22 |    建築・土木

 

<新刊情報>

 

書名:動物園から未来を変える~ニューヨーク・ブロンクス動物園の展示デザイン~

著者:川端裕人、本田公夫

発行:亜紀書房

 「動物園に来た人の首根っこを摑んで、自然の側に放り投げるような仕事をしたいんです」。革新的な展示を数多く世に送り出し、今も世界の動物園のお手本と評されるニューヨークのブロンクス動物園。その展示グラフィックス部門を牽引する日本人デザイナー・本田公夫に作家の川端裕人が訊く。日米両方の動物園を見てきたふたりが語る、これまで、そしてこれからの動物園。

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★科学技術ニュース★東北大学など、日本最古の鉱床からから新鉱物を発見

2019-08-12 09:29:56 |    宇宙・地球

 東北大学大学院理学研究科栗林貴弘准教授、同大学総合学術博物館長瀬敏郎准教授、海洋研究開発機構野崎達生グループリーダー代理、九州大学石橋純一郎准教授、富山大学清水正明名誉教授、国立科学博物館門馬綱一研究主幹による共同研究グループは、日本最古の日立鉱山不動滝鉱床(Re-Os放射性同位体による年代測定から約5.3億年前に形成; Nozaki et al., 2014)の鉱石から新鉱物を発見し、放射光X線回折実験により、新しいタイプの結晶構造と判明。「日立鉱」(hitachiite, Pb5Bi2Te2S6)と命名、その鉱物を記載した。

 記載内容については、国際鉱物学連合の新鉱物、鉱物の記載や分類に関する委員会において審査され、2018年6月に承認を受けた。

 茨城県からの新鉱物の発見は初めてであり、鉱物名は、鉱物の産地である日立鉱山にちなんでいる。

 同研究には、岡山大学加瀬克雄名誉教授が1971-1973年にかけて日立鉱山不動滝鉱床の坑道内から採取した鉱石試料を使用した。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「西洋キリスト教建築」(太田敬二著/丸善出版)

2019-08-12 09:29:30 |    建築・土木

 

<新刊情報>

 

書名:西洋キリスト教建築~輻輳する救済の時代~

編者:中川 武

著者:太田敬二

発行:丸善出版(世界 宗教 建築史シリーズ)

 同書では、古代ローマ帝国末期およびヨーロッパ中世から17世紀までのキリスト教建築を扱う。唯一神による救済、集散する財と技術、権威と力をめぐって展開する建築とキリスト教の軌跡を、サン・ドニ修道院教会堂やサン・ピエトロ大聖堂など手掛りとなる建築とともに辿る。

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