はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

東京五輪今昔

2021-02-24 21:53:57 | はがき随筆
  1940年、当時小学4年の私は民族の祭典という映画を観た。4年前のベルリン五輪の記録映画でとても素晴らしくて「日本でも五輪ができたら良いな」とちょっと羨ましかった。
 この年は皇紀2600年に当たり皇居前で11月10日に記念式典が天皇皇后ご臨席のもと催されて父も参列した。日本は世界で660年古く建国されたと聞かされてドイツよりずっと素晴らしい国だと得心した。実はこの年東京五輪が開催される筈が戦争のため返上されていたことを全く知らなかった。 東京オリ・パラがコロナで開催が危ぶまれる今、昔を思い出している。
 熊本市中央区 増永陽(90) 2021/2/20 毎日新聞鹿児島版掲載
 

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