ケースを開けると思い出のイヤリングが入っていた。あるコンクールで受賞した時に夫からのプレゼントだった。
「お祝いに何か」と夫に勧められ、1人でデパートへ出かけた。ショーケースの中に見たのは淡いブルーとピンクのマベ貝のイヤリングで光沢があった。
「わーすてきですね」と言いつつ、見た正札に頭がくらくら。これはとてもムリだと諦めかけた時、「お取り置きしましょうか」と言われた。
そしてその商品がお祝いの贈り物となった日の事を思い出す。亡き夫の愛を感じつつ、耳飾りをつけて鏡に向かってみた。
鹿児島市 竹之内美知子 2014/2/1 毎日新聞鹿児島版掲載
「お祝いに何か」と夫に勧められ、1人でデパートへ出かけた。ショーケースの中に見たのは淡いブルーとピンクのマベ貝のイヤリングで光沢があった。
「わーすてきですね」と言いつつ、見た正札に頭がくらくら。これはとてもムリだと諦めかけた時、「お取り置きしましょうか」と言われた。
そしてその商品がお祝いの贈り物となった日の事を思い出す。亡き夫の愛を感じつつ、耳飾りをつけて鏡に向かってみた。
鹿児島市 竹之内美知子 2014/2/1 毎日新聞鹿児島版掲載
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