
マスクをかけ、両手にごみ袋を提げて収集所に向かったら視界がボンヤリ、メガネが曇った。そのまま急いだらつんのめって袋を放り投げ、手足は血だらけに。このときから2年以上もマスクを使っていなかった。
今冬、ひどい風邪をひき、医師からマスクの着用を勧められた。久しぶりにかけたマスクはホンワリと快適。なつかしい匂い、肌ざわりは、風邪がいっこうによくならずイライラした心を和らげる。
かけ方の工夫もせず感情的になってマスクを突っぱねていたようだ。曇ったとき、拭かなかった自分が悪いのに。
鹿児島市 馬渡浩子 2016/2/23 毎日新聞鹿児島版掲載
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