毎朝ラジオ体操のとき、頭上に枝をひろげている今年のレモンの様子を見上げる。
細枝の先に一つだったり、一枝に4、5個ついているもの、新芽枝に高々と日にあたる三つ四つ。実粒になる頃から数えてきたが、2、3カ月もすると親指大になり、それよりも小粒なものは自然淘汰されてポロリポロリとおちる。
昨年は雪のためⅠ個の歩留まりもなく、自然の恐ろしさにくれたので、今年はと花の頃から実りへの祈りにあけくれ、ただ今、約60個。これからの風雨に耐え果たしていくつ取れるだろうか。
鹿児島市 東郷久子 2017/8/15 毎日新聞鹿児島版掲載
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