デイサービス。私は祝われる側と祝う側の二役。100歳近い数人がいて年男84歳の私は、若返った子ども気分であった。
音楽会。介護士の先生が誕生歌などをキーボードを弾き歌った。私は「白い花の咲く頃」を初めて伴奏付きで大声で歌った。
若い頃、能楽鑑賞会のスタッフ時分に稽古していた謡を、要介護になり健康を兼ねて始めていた。折角のお祝いの会だ。能楽「鶴亀」の祝言部分を謡った。妻が急逝し休んでいた新聞のはがき随筆に「水たまり」を投稿し久しぶりに掲載され、最後に力いっぱい朗読、披露した。「一人二役」を無事果たした。
宮崎市 貞原信義(84) 2020.7.23 毎日新聞鹿児島版掲載
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