おん年19歳、人間で言ったら88歳の雌猫は、横浜の1DKの部屋に住んでいる。
飼い主は私の幼なじみ。先日のファクスでただ今ぼうこう炎の治療中とあった。問診票には患者名「うらら」、種類「老猫」と記載し超音波、レントゲン、血液の検査を受けた由。高額の診療費を支払った友はしばらくは粗食が続くと笑っていた。
一人息子が結婚し家を離れた後、友は我が孫のようにうららの世話を焼いている。3年前、91歳の母を見取った彼女は、今度は見届けることになる。そのうららは終の棲で日長一日、眠りこけている。
大口市 山室浩子(61) 2008/5/29 毎日新聞鹿児島版掲載
飼い主は私の幼なじみ。先日のファクスでただ今ぼうこう炎の治療中とあった。問診票には患者名「うらら」、種類「老猫」と記載し超音波、レントゲン、血液の検査を受けた由。高額の診療費を支払った友はしばらくは粗食が続くと笑っていた。
一人息子が結婚し家を離れた後、友は我が孫のようにうららの世話を焼いている。3年前、91歳の母を見取った彼女は、今度は見届けることになる。そのうららは終の棲で日長一日、眠りこけている。
大口市 山室浩子(61) 2008/5/29 毎日新聞鹿児島版掲載
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