嫌いなものを聞きつけた人が、わざとそれを目の前にちらつかせる習性を逆手にとった「まんじゅうこわい」という落語があります。そこで私の大嫌いなもの。それはヘビです。あのぬめぬめとにょろにょろがどうにも我慢できません。そのヘビにまつわる事件が小学生のときにあったのです。
小魚を突こうと銛を手にあぜ道を歩いていると、なんと2~3㍍先に1匹の青大将が。「うわっ」。とっさに少年は銛を投げた。見事に命中した銛はヘビと共にあぜに刺さったまま。一目散に逃げた。現場のその後は65年後の今も知らない。
鹿児島県霧島市 久野茂樹(70) 2019/9/18 毎日新聞鹿児島版掲載
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