秋のある日、思い立って山口の実家に帰る。知人は「また実家に帰るの? 帰るところがあってうらやましい」と言う。
実家の跡取り娘夫婦は健在である。2人の姉もよってきてにぎやかに談笑する。その昔みんな若かった頃、娘たちのおしゃべりの輪から外れた父はご機嫌斜めだった。今はあの頃の生気と輝きはうせて、来し方や今の暮らしのありさまを語る。大口を開けて笑うなと父に怒られていたが、時に大和賄。夜はおいの嫁が日に当ててくれた布団に入り夢路に。年に1度のリフレッシュ。ほんに私は幸せです。
鹿児島市 内山陽子 2012/12/26 毎日新聞鹿児島版掲載
実家の跡取り娘夫婦は健在である。2人の姉もよってきてにぎやかに談笑する。その昔みんな若かった頃、娘たちのおしゃべりの輪から外れた父はご機嫌斜めだった。今はあの頃の生気と輝きはうせて、来し方や今の暮らしのありさまを語る。大口を開けて笑うなと父に怒られていたが、時に大和賄。夜はおいの嫁が日に当ててくれた布団に入り夢路に。年に1度のリフレッシュ。ほんに私は幸せです。
鹿児島市 内山陽子 2012/12/26 毎日新聞鹿児島版掲載
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