はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

魔の3時

2008-06-22 19:10:16 | はがき随筆
 私は普段、11時ごろ床につく。しかし寝付きの良い方ではないのでななか熟睡できない。
 うとうとして時間が過ぎる。すると夜中の3時に目が覚める。さあそうなると、今度は目がさえて仕様がない。右に左に寝返りをうつが、頭はますますさえわたる。昨日あったことを考えたりエッセーのネタを探ったり、はては人生談義にまで行き着くともうだめだ。悶々としてのたうち回り、6時ごろ寝入ったと思うけど定かではない。ハッと目覚めると大概10時だ。
 こんな夜が頻繁にある。しかし、なぜ3時なんだろう。「魔の3時」と呼ぶしかない。
   鹿児島市 高野幸祐(75) 2008/6/21 毎日新聞鹿児島版掲載

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