洗面所で、年輪が刻まれた自分の顔を見てため息つくのは毎度のこと。特に、明るい太陽光の下で写った顔を見ると悲しくなるが、皆さまに見られているのはこっちの顔である。
ふと、ひげを生やしたら口周りのしわが隠れて良いかもしれないと思った。そこで、散髪に行ったとき、理髪師のおじさんにそう言ったら、「岡田さんは毛が足らん」と一喝されてしまった。ポツポツでもどうかと粘ったが、「似合わん」とこれも一蹴され、あきらめた。
それにしてもはっきりものを言うおやじではある。
熊本市北区 岡田政雄(72) 2020/8/4 毎日新聞鹿児島版掲載
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