東京パラリンピックのボッチャの中継で、選手が好投する度に跳び上がり拍手をする女性関係者の姿を見て、看護師として勤務した高齢者施設で企画した運動会を思い出した。人生の先輩方と共に楽しめる秋の行事にしたいと、運営にも携わった。
先輩方の力には驚かされた。君が代斉唱で足腰の弱い方が直立不動に、選手宣誓をお願いした方は自身の言葉で堂々と、脳血管障害で片麻痺がある方が玉入れで大活躍。小さな運動会ではあったが、先輩方の笑顔は金メダル以上に輝いていた。
今、「一隅を照らす」の言葉が心に響く。
宮崎市 磯平満子(66) 2021.11.23 毎日新聞鹿児島版掲載
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