あっという間に薄暗くなる秋の夕暮れ、つるべ落としを実感する。ざわざわという大きい音は何? 電線を見ると、スズメの大行列だ。♪チュチュンがチュン
電線にスズメが3羽止まってた♪ デンセンマンの歌を思い出した。身振り手ぶりの滑稽さにいつも笑っていた若い頃。屈託ない歌。病院の帰りだからかもしれないが、少々沈む気持ちが前向きになった気がした。こんなに集まって何を話しているのかな。電線の上はスズメの社交場。にぎやかに話がはずんでいる。家に帰ると、息子が落ち葉を掃き集めてくれていた。明日は良い事があるといいな。
熊本県八代市 鍬本恵子(76) 2021.11.28 毎日新聞鹿児島版掲載
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