朝夕は急に肌寒くなってきた。霜月も早過ぎもう師走。齢を重ねるごとに歳月過ぎ行く早さに感覚がついていけない。
あれもしたい、これもしたいと思いながら何もかもが中途半端でいたずらに時間たけが過ぎ去り、空虚な思いに駆られる。「お前はいったい何しに生まれてきたのか」と問いたくなる。
こころを空しくして紺碧の空を仰ぐと、秋から冬にかけて空は青く澄み、老いの感傷を預けるにふさわしい。古稀もとっくに過ぎた。ぼつぼつ生きていた証しを、などと煩悶するが考えがまとまらない。時は過ぎる。このままで終わるのか……。
志布志市 一木法明(74) 2009/12/11 毎日新聞鹿児島版掲載
あれもしたい、これもしたいと思いながら何もかもが中途半端でいたずらに時間たけが過ぎ去り、空虚な思いに駆られる。「お前はいったい何しに生まれてきたのか」と問いたくなる。
こころを空しくして紺碧の空を仰ぐと、秋から冬にかけて空は青く澄み、老いの感傷を預けるにふさわしい。古稀もとっくに過ぎた。ぼつぼつ生きていた証しを、などと煩悶するが考えがまとまらない。時は過ぎる。このままで終わるのか……。
志布志市 一木法明(74) 2009/12/11 毎日新聞鹿児島版掲載
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