はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

「熊手のかすがい」

2011-10-29 20:08:10 | 岩国エッセイサロンより
2011年10月29日 (土)

岩国市  会 員   吉岡 賢一

朝6時、ドーンと花火が上がる。小学校運動会決行。我がことのように色めき立つ。

手作りのいなり寿司や煮しめ、冷やした果物などをひっさげて決められた見物席へ急ぐ。プログラムと首っ引き。カメラ構えて右往左往。

やがてお昼。2人の孫を囲んで両親と双方のジジババがそろって大人が6人。お隣は子供1人に大人が7人。そのお隣も大人が9人。会話がはじける。「子はかすがい」とは両親をつなぐ役目をいうが、孫という名のかすがいは、ジジババに限らず親せき一同をも、熊手のような末広がりにつないでくれる。
  (2011.10.29 毎日新聞「はがき随筆」掲載)岩國エッセイサロンより転載

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2 コメント

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いつもお心遣い、感謝です。 (yattaro-)
2011-10-30 21:44:16
アカショウビン様、いつもいつもお心遣いを頂き大変嬉しく思っております。
拙文ながら、こうしておひろめして頂くことが取っても励みになります。

お母さんコーラスでは、お風邪の後遺症と闘いながらのご奮闘、大変だったかと思いますが、先ずは無事な終了、そして次なるファイトをかき立てておられるご様子。敬服の至りです。
「ふろしき」「星の美しい村」一度聞かせて頂きたくなります。
どうぞ喉もお身体も大切に益々お元気でご活躍下さいませ。
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yattaro-さま (アカショウビン)
2011-10-30 22:37:10
いつもブログにおこしいただき
有り難うございます。

最初はタイトルの意味が?
でしたが、なーるほど、yattaro-さんの表現は深い
これからもお手本にしますので、よろしくお願いいたします。
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