はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

検定準備で故郷学ぶ

2010-12-26 18:07:18 | 岩国エッセイサロンより
2010年12月22日 (水)
 岩国市   会 員   片山 清勝

 「故郷の歴史や文化を多くの市内外の人に知ってもらい、それをご当地検定に膨らませよう」とことし1月、12人の有志で「岩国検定実行委員会」を立ち上げた。

 準備すること約1年。11月末に第1回岩国検定を実施した。19歳から90 歳までの百余人、県内はもちろん、北陸は石川県からも応募があり会員みんなで喜んだ。無事検定を終え、合格認定証を発送、ほっとしている。

 岩国市は1940年の発足から数度合併し、市域は県で2番目の広さ。この広い地域の何をどれだけ知っているのか、と問われたら、答えるのに窮する。そんな不安を抱きながらも、会の魅力にひかれ、仲間入りした。

 資料を読んだり、調べたり、問題を考えたりする中で多くのことを教わった。それらは歴史や文化に産業など広範で、故郷を再認識するというより、初めての学習に似ていた。

 会では今回作成した資料を集大成し、次回検定の参考本の編集を話し合っている。市民の目線から見た故郷の力、それを織り込めたらこの上ない喜びになる。

  (2010.12.22 中国新聞「広場」掲載)岩国エッセイサロンより転載

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