雨も2日続けば少々うんざりする。用事を見つけての帰りのこと。しばらく小降りだった雨がまた降り出した。先にバスを降りられた年輩の女性が「どうぞ」と笑顔で開いた傘を差しかけて下さった。「まぁ、すみません」と傘の中へ。「有難うございます」。改めて自分の傘を開いての帰り道、何ともうれしい気持ちになった。
あの時、自分なら多分さっさと歩き出していたはずだ。ほんの数秒間のできごとに、人に親切にすることを教えられた。近所にこんな優しい方がおられる。心がほっこりして頬がゆるんだ。
熊本県八代市 鍬本恵子(73) 2019/1/10 毎日新聞鹿児島版掲載
あの時、自分なら多分さっさと歩き出していたはずだ。ほんの数秒間のできごとに、人に親切にすることを教えられた。近所にこんな優しい方がおられる。心がほっこりして頬がゆるんだ。
熊本県八代市 鍬本恵子(73) 2019/1/10 毎日新聞鹿児島版掲載
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